親子の信頼関係を向上 子育てのイライラからの解放 子供を対等な人間として扱おう 

子育てをしてみえる方は、子供に対しイライラすることも多々あるのではないでしょうか?私も一児を育てる親。イライラする気持ちは、よく分かります。そんな私も、最近は、ほとんどイライラすることなく、子育てをすることができるようになりました。

今回は、その方法を書いていきたいと思います。

最初に、「イライラしない子育て」をする上で、一番大切なポイントを述べます。

それは、「子供を1人の対等な人間として扱う事」が大切だという事です。

なぜ、そうすると良いのかを、書いていきたいと思います。

ちなみに、私は1か月に15冊以上の本を読みます。その中には、子育ての本も含まれています。いろいろな子育て関連の本を読みました。科学的な話よりも、経験談が多いです。その中でも、読んで良かったと思える本を、最後の参考図書で紹介しています。よければ、ご覧下さい。

大人の都合で怒っている(親の理想と違うから)

悩みの1つは、「子供が言う事を聞かない」ではないでしょうか?

おもちゃを片付けなさいと言ってもやらない。勉強しなさいと言ってもやらない。など、言ってもやらないので怒れてくる。

そもそも、どれも「大人の都合」からくる怒りです。「こうあってほしい」という、親の理想を子供に押し付けており、その通りに子供が動かないから怒れてくるのです。

親としては、「最低限、これくらい」という想いがあると思います。しかし、子供からしたら、勝手に掲げられたハードルです。大人の価値観を押し付けられる子供は、たまったものではありません。

★大人の都合を押し付けない

★大人の価値観を押し付けない

子どもは怒られている理由が分からない

大人としては、理由があって、怒ったつもりなのに、子供に伝わっていない場合があります。

私も一児の親。これは間違いないようです。怒った後に、子供に怒られた理由を復唱させてみようと思ったのです。しかし、子供は、「怒られた」という認識しかしていなかったのです。理由を理解していなかったのです。子供からしたら、何で怒られたのか分からないのです。

そこで、怒った後に、理由を説明してみました。しかし、納得がいかないようです。とにかく、怒られたことしか、心に残らないのです。

これは、子供を傷つけるだけですし、大人もストレスが溜まるだけで、お互いメリットがありません。

★子供は怒られている理由が分からない

★怒る事は、子供も親もメリットがない

危険な時は全力で怒る

命に関わったり、大けがをしそうな事をした時は、身体をはって、全力で止めて怒ることが大切です。

ただし、これは、普段から「怒る」ことが少ない場合に有効です。普段から、怒られていると、子供が「慣れ」てしまっていて、何が良くて何が悪いのかの線引きができないからです。

良い事、悪い事の判断をさせるためにも、普段から怒る量を減らす必要があります。

怒る量の減らし方は、後述していきます。

★危険な時は全力で怒る

睡眠はしっかりとれていますか?

怒らない工夫をする前に、1つ質問です。睡眠をしっかりとれていますか?

とれていないという方は、すぐに睡眠をとる工夫をして下さい。なぜならば、睡眠不足は、イライラを増幅させるからです。

本ブログでは、睡眠について、いろいろ書いています。よければ、ご覧下さい。「睡眠の知識

子育てのストレス解消に、睡眠時間を削り、自分の好きな事に時間を割いてみえる方もいると思います。しかし、これは子供に対するイライラを増幅させる可能性があるので、やめたほうが良いです。

そんなことを言っても、自分の時間が欲しい!という方もみえると思います。

方法はいくつかあります。夫婦で話し合って、自分の時間を作る。親に頼む。子育て仲間で、協力しあって時間をつくる。地域の子育て支援の託児施設を利用する。お金はかかるかもしれませんが、自分の精神安定を保つほうが、子供にとっても大人にとってもメリットがあります。

・睡眠時間を削るのは、イライラ増幅の元

怒り方を変える① 子供を親戚の子として扱う

子育ての本に、怒るのはよくないと書かれていることも多いと思います。しかし、理想と現実は合わないものです。怒りたくないのに、どうしても、ついつい怒ってしまう時があると思います。人間なので、仕方のない事です。

しかし、親戚の子供という感覚で扱えば、怒り方も変わってくると思います。親戚の子供を、頭ごなしに怒鳴りつける人はいないと思います。諭すような怒り方になるのではないでしょうか?ぜひ、一度試してみて下さい。

★親戚の子供に怒るつもりで接する

怒り方を変える② 子供の意見に耳を傾け、肯定する

公園に遊びに行ったとします。もう帰る時間ということで、「帰るよ」と声掛けをします。しかし、子供は、「まだ帰りたくない」と言います。これは、子育てをしている親であれば、誰もが経験することだと思います。

ここで大切なのは、親のルールを押し付けないことです。頭ごなしに「帰るよ!」と怒っても逆効果です。また、「滑り台3回したら、帰るよ」なども、勝手に決めてはいけません。子供からしたら、「何で勝手に3回にするんだ」という気持ちになります。

まずは、子供の遊びたい欲求を受け止めてあげて下さい。

子供に面と向かって、根気よく「遊びたいんだね」「公園楽しいよね」「滑り台って飽きないよね」と、何度も言ってあげて下さい。そうすると、子供の精神状態が落ち着いてきます。子供の様子をみて、「ご飯用意しなければいけないから、帰ろうか」「そろそろ暗くなるから、まだ、今度来ようか」などと声掛けすると、すんなりと不思議なくらい受け入れてくれます。

いろいろな場面で使えるので、ぜひ試してみて下しさい。

・子供の意見を肯定する(あなたの気持ちを分かっている事を伝える)

怒り方を変える③ スーパーに入る前にルール確認

お店の中で走り回る。お店の中で駄々をこねる。など、店舗に入った時に、子供が暴走して、困る親さんも多いのではないでしょうか?なるべく短時間で買い物を終わらせようとしても、上手くいかないものです。

そんな時は、店に入る前にルールを確認しましょう。

「店に入ったら、どうする?」と子供に質問します。

答えた内容に対し、「偉いね」と褒めた後に、プラスで親が補足します。「こうしてくれると、もっと良いね」と。すると、不思議な事に、子供の暴走が少なくなります。

ちゃんとできた事に対し、店から出た後は、褒めてあげましょう。毎回、めんどくさいかもしれませんが、効果のない怒鳴りつけを行うよりは、何倍も楽になります。

・店舗に入る前にルール確認。店舗を出た後は、褒める。

怒り方を変える④ 望ましくない行動をしている時

おもちゃを投げたり、踏んだり、親が辞めてほしい行動をすることがありますよね。そんなとき、ついつい怒ってしまうものです。

しかし、これは子供が親の反応を楽しんでいる可能性があります。

こんな時は、無表情、無視してみましょう。すると、親が反応しない事で、子供はその行動を辞める可能性があります。

おもちゃを乱暴に扱うのを辞めない場合は、時間を区切って没収してみましょう。また、環境にも問題があるかもしれません。自宅内の環境を変えていく工夫も必要かもしれません。

・望ましくない行動は親の反応を楽しんでいる可能性あり。無視しましょう。

・環境を変えましょう

怒り方を変える⑤ ゲームをやめない時

ゲームを辞めなくて困っている親も多いと思います。今のゲームは、終わりがありません。脳科学的なアプローチもされており、辞めずらいのです。そのため、時間を区切っても意味がありません。

無理にやめさせようとしても、逆効果です。しかし、何も言わないと永遠にやめません。

ゲームをしている子供の横に座り、一緒にゲームを眺めましょう。そして、キリのよさそうな所で声をかけます。これを繰り返すことで、子供も「やめ時」が分かってきます。時間は、かかるかもしれませんが、怒鳴ることなく、ゲームをやめてもらうことができるようになるはずです。

★ゲームのやめ時を隣で教える

怒り方を変える⑥ 宿題をしない

「宿題をしなさい!」と怒る親もいると思います。しかし、これは逆効果です。やりたくないものを、無理矢理やらされると、どんどん勉強が嫌いになります。そして、宿題をしたくなくなります。

人から嫌な事をやれと言われるほど嫌なものはありません。

宿題に関しては、賛否両論あると思います。

私は、無理矢理やるものではないと思っています。その理由は、本ブログの「宿題なしの学校が増加 困惑する親たち 子供の勉強をどうする」で、書いています。今後の未来を見据えた内容を記載しています。興味のある方は、ご覧下さい。

・宿題は無理矢理やらなくてもよい(私個人の意見です)

おすすめの子育て本

私が読んできた中で、とても参考になった本を紹介したいと思います。子供が生まれる前に、読んでおきたかった本でもあります。

・子育てに対し、科学的に良いとされている事が書かれています。経験談ではないので、この本は、子育てをする上で、必ず読んでおきたい本だと思います。できれば、子供が生まれる前に出会いたかった本です。

・タイトルは、「ママ」となっていますが、パパが読んでもタメになります。子供のココロ貯金が少ないと、あとで取り立てにきます。反抗期に、少しでも楽をしたい方は、読んでおいたほうがよいかもしれません。また、子供にグレてほしくない方も、読んだほうが良いと思います。

・タイトルは、「発達障害」が入っていますが、発達障害児のいない親にも、お勧めの本です。子供の能力を最大限に伸ばすためのヒントが書かれています。AI(人工知能)に負けない事もを育てるためにも、ぜひ一読してほしい本です。

まとめ

私も、子育ての仕方は、日々、試行錯誤しています。その中で、接し方を少し変えるだけで、子供の反応が変わってくるので、面白いなと思っています。

子供の反応をみながら感じる事は、「子供を1人の人間として接する」ことで、子供が自信をもって行動してくれることが多くなったということです。最近の表現としては、「自己肯定感が高い」子供になってきたのではと感じています。

また、怒らない育て方をすることで、「親子の信頼関係」も大きく変わってきているように感じます。

イライラした子育ては、親にも子供にもデメリットしかありません。ぜひ、怒らない子育てをしていきたいものだと思っています。

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