睡眠のための適切なパジャマ選び(ブラジャーは着けて寝てもいい?)

寝る時に着る物を意識したことはありますか?

男性はともかく、女性は、ブラジャーなどを着けたまま寝てもいいか?など、迷われる方もいるのではないでしょうか?

今回は、睡眠時の服装について書いていきます。

ブラジャーの常用は乳がんリスクを高める

睡眠時、ブラジャーはつけていますか?

結論から言うと、寝る時はブラジャーは、つけないほうが良いです。

2009年からの調査によると、ブラジャーをつけたまま寝る女性は、そうでない女性と比べて、乳がんになる可能性が、60%高くなることが分かっています。

理由としては、リンパの流れが考えられます。

リンパは、身体の老廃物(ゴミ)を外に出す働きがある。締め付けが強いと、老廃物を外に出すことができません。

また、免疫系にも関わりがあります。

つまり、締め付けの強いブラジャーを24時間し続けると、身体に悪影響となる可能性が高いのです。

寝ている時くらいは、ブラジャーを外したほうが良いと言えます。

ブラジャーをつけたほうが胸が垂れやすくなる

ブラジャーがないと、おっぱいが垂れてしまうのでは?と心配される方もいると思います。

300人以上の女性を15年にわたり調べた研究では、「医学的、生理学的、解剖学的な観点からみても、重力に抗って胸を支えるメリットはない」という報告がされています。

これは、胸筋が関係しています。

本来は、おっぱいを支えるために、胸筋が発達します。しかし、常時ブラジャーを着用していると、胸を支えるための筋肉が発達していきません。

つまり、常にブラジャーを着けている人のほうが、逆に、おっぱいが垂れやすくなってしまうのです。

おっぱいが垂れてほしくないという方は、胸筋を鍛えたほうが良いと思います。

寝る時は、どんなパジャマが良いのか

寝る時のパジャマは、どのような素材が良いのでしょうか?

ポイントは、2つです。

①伸縮性があるか

②吸湿発散性に優れているか

この2点です。

伸縮性の高いものを選ぶ

寝ている時は、誰もが寝返りをうちます。

この時、伸縮性のないパジャマを着ていると、寝返りをスムーズに打つことができません。

スムーズな動きができないと、睡眠の妨げになってしまいます。

なるべく、伸縮性のあるものを選びましょう。

身体より、ワンサイズ大きめのパジャマを選んでも良いと思います。

吸湿発散性の高いものを選ぶ

寝ている時は、多量の汗をかきます。これは、夏場だけでなく、冬場も同様です。

冬も汗をかくの?という意見もありそうです。確かに寒いですが、暖房や温かい布団の中で寝ると思います。そうすると、汗をかくことになります。

そこで、パジャマは、汗をよく吸い、発散できるものを選びます。

素材としては、「綿」が良いと言われています。

上記の2点を考慮すると、「綿95%、ポリウレタン5%」のパジャマが良いと言われています。

裸で寝てもよいのか?

裸で寝る方もいると思います。これが良いのか?と疑問に思う方もいると思います。

今のところ、裸で寝る事が悪影響という話はありません。

むしろ、裸で寝ることは悪くないという意見のほうが多いくらいです。

靴下は良いのか?

寝る時の靴下は、足の血流の妨げになるので、しないほうが良いです。

手足は熱を発散させるための重要な部位です。

足を温めてしまうことで、逆に熱の発散ができなくなり、睡眠の質が低下してしまいます。

体温コントロールの重要性については、「体温のコントロールで良質な睡眠をとるために抑えておきたいポイント」のほうを、ご参照下さい。

冷え性で寝られないから、どうしても靴下を履きたいという方は、少し緩めの靴下を選びましょう。

見た目よりも着心地重視するべき

パジャマは見た目よりも、着心地を重視しましょう。

かわいいデザインやかっこいい見た目を選んでしまいたくなると思います。

しかし、人に見せるわけではありません。見せたとしても、家族くらいです。

睡眠の大切さに比べれば、見た目は重要ではないと言えます。

なぜ、睡眠を重視するべきかは、「睡眠の知識」の方を、ご覧下さい。病気を予防する上でも、睡眠はとても大切です。

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