自分に適切な枕の選び方 大切な4つのポイントを抑えよう

枕選びで苦労される方も多いのではないでしょうか?

枕選びは、4つのポイントを抑えるだけで大丈夫です。

今回は、枕の選び方のポイントについて書いていきます。

背骨に合わせた枕を選ぶ

枕選びで気をつける点は、「枕の高さ」です。

適切な枕の高さは、立っている時と同じ姿勢を保てることです。仰向けになった時に、首が自然に伸びる事が大切になります。

★枕が高すぎると、首が曲がる姿勢となり、気道が狭くなります。酸素の入れ替えがスムーズに行えなくなり、睡眠の質が低下します。

★逆に低すぎると、気道は確保されますが、自然と口が開いてしまう姿勢になります。喉が乾燥したり、首や肩に負担がかかります。

つまり、枕の高さは、高すぎても低すぎてもダメなのです。

高さが良く分からないという方は、少し低めを購入しましょう。もし低ければ、タオルなどでかさ上げできるからです。

また、枕と敷布団の間に薄い板を入れるという方法もあります。枕が敷布団に沈み込んでしまい、本来の高さを保てないという事を防ぐことができます。

枕の素材選び

入眠時に、深部体温は下がります。脳も同様に下がります。

しかし、レム睡眠の際は、少し体温が上がります。睡眠の質を保とうと思うと、枕は冷やすタイプのものが良いと言えます。

枕の素材は、様々なものがあります。どれが冷やすのでしょうか?

「そば殻」は、通気性も良く、温度を下げると言われています。ただし、虫が湧きやすく、管理が難しいと言われています。

現在は、そば殻と構造が同じプラスチックビーズも開発されているようです。そちらも試してもよいかもしれません。

また、「天然の木のチップ」も良いと言われています。抗菌効果のある「ヒノキ」を使用してみても良いかもしれません。

枕の硬さはどの程度あると良いのか

枕の硬さ(強度)は、ある程度硬さが必要と言われています。

ホテルの枕などは、柔らかくて気持ちが良いです。しかし、頭が沈み込みすぎるため、寝返りがうちにくくなります。

柔らかいと、朝起きた時に、首や肩の痛みの原因となってしまうのです。ひどい場合は、ストレートネックになってしまう場合もあるかもしれません。

以上のことから、少し硬めのものを選んだほうが良いです。

枕の形はどうしたら良いのか

枕の形は、「仰向けの姿勢」と「寝返りのうちやすさ」が大切になります。

枕の両サイドを少し高めにし、首を包み込むような枕が良いと言われています。

また、寝ている間に、中の素材が上下、左右にズレないものを選ぶ必要があります。

枕の幅は、頭の大きさの2.5~3倍くらいあると理想的です。

寝返りがしやすいと、寝ている間の血液の流れが良くなったり、体温調整をしやすくなったりと、睡眠の質を高めやすくしてくれます。

枕の寿命は意外と短い

あなたは、今の枕を何年使われていますか?

何年も使用している方もいるのではないかと思います。

実は、枕の寿命は意外と短いのです。

枕の素材にもよりますが、早ければ1年、長くても5年が限界だそうです。

お金ももったいないし、できれば長く使いたいと思われる方もいると思います。

しかし、前述のとおり、合わない枕を使用していると、肩や腰の痛みに繋がってきます。

睡眠は人生の3分の1を占めています。睡眠に投資することは悪いことではないのではないかと思います。

枕を変えても、朝起きた時に、首や腰が痛い

枕を適切にしても、朝起きた時に、首や腰が痛いという方はいませんか?

原因は枕ではなく、マットレスの影響かもしれません。

マットレスは適切なものを使用していますか?

マットレスに関しては、「腰痛の原因はマットレスかも…適切なマットレスの選び方」をご参照下さい。

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