寝る時の音に関して気にされていますか?
今回は、「寝る時の音」について解説していきます。
無音は、逆に寝られない
太古の昔、人間は自然の中で暮らしていました。就寝中に、猛獣から襲われるリスクもありました。
現在は、科学技術の発展で、防音対策がばっちりの部屋を作る事もできます。
無音のほうが、良質な睡眠がとれそうな気がします。
しかし、無音というのは、地球に生きる生物にとって、不自然なことなのです。
脳が違和感を感じるため、逆に睡眠の質が低下してしまうのです。
気にならない程度の音があったほうが良いと言われています。
うるさすぎても寝られない
騒音トラブルは、よく耳にします。
「隣の家のテレビがうるさい」「2階の住人がドンドンと暴れている」「若者がどんちゃん騒ぎをしている」など、様々なトラブルがあります。
前述のとおり、人間は昔、自然の中で過ごしていました。猛獣などに襲われてしまわないように、寝ている時も音に関しては敏感に反応します。
過度な雑音は睡眠の質を低下させてしまいます。
まずは、耳栓を試してみましょう。最初は慣れず、違和感があって寝られないかもしれません。しかし、人間には順応力があります。
1週間もすれば、耳栓をしても違和感なく寝床につくことができると思います。
耳栓をしても音が気になる場合があると思います。その場合は、残念ながら、環境を変えるしかなさそうです。
騒音により、睡眠の質が低下すると、様々な病気の原因となります。我慢は、身体によくありません。
引っ越しにお金がかかるとは思いますが、アパートであれば、すぐに引っ越しされた方が賢明かと思います。
一軒家であれば、防音の柵をつけるなどの対応をするしかないと思います。
うるさすぎず、静かすぎず
テレビの番組が放送されていない時の、白黒のザーザー音が良いと聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
赤ちゃんが胎内にいた時の音に近いからだと言われています。
心地よい音は、快眠をもたらしてくれるのです。
しかし、テレビをつけたまま寝る事は、お勧めできません。
なぜならば、テレビの光が問題になるからです。寝室で不自然な光があるのは、質の良い眠りの妨げになります。
詳しくは「夜の光は身体にヤバイ 避けるべき理由と対策方法 」をご覧ください。
寝つくまでの音
寝つくまでの音に、タイマーをかけておくのは良いと思います。
モーツァルトの曲(クラッシック)は、リラックス効果が高く、睡眠にも良いと言われています。
クラッシック音楽には、落ち着いた時に出る脳波(α波)が出るからだと言われています。
その他にも、ヒーリングミュージックと言われるものも販売されています。
川の音や小鳥の声など自然の音が収録されているものです。
これは、「f分の1ゆらぎ」と呼ばれるもので、副交感神経を優位にする働きがあります。
「f分の1ゆらぎ」に関しては、電車内での揺れにより、眠気が生じるという話が有名ですね。
脳を落ち着かせる曲を、寝つくまでかけておくのはお勧めです。
ノイズキャンセリングイヤホン
家族がいて音楽が流せないというパターンもあると思います。
そんな方は、ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを使用するという方法もあります。
周囲の雑音をカットしてくれる上に、睡眠に適した音楽も流すことができます。
昔は、6万以上する、かなり高価なものだったのですが、今は価格がだんだん下がってきています。
アパートの転居費用などを考えると、こちらを試してみるというのも良いかもしれませんね。
まとめ
・寝る時は、うるさすぎても無音でも睡眠の質が低下してしまう。程よい雑音が良い。
・モーツァルトなどのクラッシック音楽は快眠に良い。
・騒音対策にノイズキャンセリングイヤホンを使用してみる方法もある。
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