転職活動をする際、実際に会社に見学に行くと思います。今回は、その際にチェックしておきたいポイントを書いていきたいと思います。
人間関係は良好か
働くうえで、人間関係は非常に大切です。前職で、全くストレスがなかったという人のほうが少ないのではないでしょうか?
しかし、職場の雰囲気は見学しただけでは分かりません。
もし、見学の際に職員と話せる機会があるのであれば、話しましょう。できれば、管理職がいない状況で話すことができたらベストです。見学先の都合もあると思うので、事前に、そういう機会を下さいと伝えておくとスムーズだと思います。
働いて良いと思う点、向上(スキルアップ)できる点、自分が転職する際に重視しておきたい点などを確認できると良いと思います。
相手の表情をしっかり確認しましょう。普通は、初対面の相手に本音は話しません。質問した時に、目が右斜め上を見た時は注意です(自分側から見ると相手が左斜め上を見た時です)。心理学的には、ウソをつくときは、右斜め上を見る可能性が高いそうです。
ただし、あまりガン見すると、相手も困惑するでしょうから、ほどほどにして下さい。
会社の方針は明確か
会社の方針をしっかり確認しましょう。「お金」を中心に考えている会社は、働き手の意欲を削ぎます。
病院にしろ、介護現場にしろ、患者さん、利用者さんに対し、どういう目的で接しており、どういう活動を行っているのか明確に言えないような会社は危険です。
患者さんや利用者さんを大切にできないような会社は、職員も大切にしてくれるとは思えません。
これも、できれば管理職以外の人間に聞くことができたら良いと思います。
また、会社の方針を明確に言える会社であれば、自分のスキルアップ、市場価値を高めたいと思っている方は、自分の方向性に合っているかどうかの確認ができます。
労働環境の確認
理学療法士以外の仕事がどれだけあるかは、必ず確認して下さい。会社にもよりますが、理学療法士でなくてもできる仕事を大量にやらせる職場もあります。そういう職場は、わけの分からない業務を、どんどん任せてくる可能性が高いです。
仕事の線引きが曖昧な職場は、危険です。断るのが上手な人は良いのですが、苦手な人は避けた方がよい職場だと思います。
残業時間も確認してください。サービス残業などもないか、できれば、管理職以外の人間に聞けたら良いと思います。
他にも、勉強会の有無も確認してください。勉強することは良いのですが、それが強制的なものであってはいけません。
物品購入の状況も確認しましょう。本来は経費で落とせるはずなのですが、経費削減で、現場の人間に買わせている会社もあります。現場の人間は、仕方ないと思っているケースがありますが、本来は会社が用意しなければいけないものです。
スタッフの評価制度
前職で、自分の能力を正当に評価してもらえないと感じ転職活動をしてみえる方は、確認しておきましょう。
しかしながら、自己評価と他人の評価は一致しないものと言われています。一般的に、自分が思っているよりも、他人からは評価は低い傾向にあるようです。その点は承知しておく必要はあると思います。
最近は少しずつ増えているのかもしれませんが、能力給の所であれば、どのような点が評価されるのか確認しておきましょう。
管理職は生え抜きか否か
管理職になりたい!という方は、その会社の管理職に転職組がいるかどうかの確認も必要です。
今どきは少ないとは思いますが、管理職に、転職組がいないケースもあると思います。それは、新卒時から会社の教育を受けている社員のほうが、上層部にとっては好都合な点があるからです。
会社を成長させる上では、本当は経験者を上手に取り込んでいったほうが良いです。しかし、自分にとって動かしやすい人材を管理職においておいたほうが、反発されることもなく、とても動きやすくなります。
以上のことから、管理職につきたい方は、会社内の転職者のキャリアアップについては確認が必要かと思います。
給料面の内容
最後に給料面です。一番大切なのは「基本給」だと思います。ボーナスの額にも関係してくるからです。転職であれば、経験年数も、どの程度考慮してくれるのか確認しましょう。
基本給が低く設定してあり、資格手当等で金額が調整されているケースも多いと思います。総額に飛びつかないようにして下さい。
本当はあってはいけない事なのですが、求人情報と異なるケースがあります。現場の職員と話す機会があれば、確認してみて下さい。ただし、ストレートにお金のことを聞くのはよくありません。求人情報と違った面はありませんでしたか?など、遠回しに聞くことをお勧めします。
まとめ
・人間関係は良好か、できれば現場の職員と話しましょう。
・会社の方針が明確か確認しましょう。
・仕事の線引きが曖昧な会社は危険です。
・残業時間を確認しましょう。(定時で帰れる取り組みをしているかも聞けたら良いと思います)
・スタッフの評価制度を確認しましょう。
・転職組も昇進できるか確認しましょう。
・基本給を確認しましょう。
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