1分間の熟睡体操で睡眠が良くなるのか検証してみた

睡眠のための体操は、いくつか紹介されています。その中でも、今回は、「熟睡障害」のための体操を行ってみたいと思います。睡眠障害の種類については、「睡眠障害は始めに原因を把握すること 治し方は原因により異なる」を、ご覧下さい。

今回は、白濱龍太郎先生が考案する方法を試してみました。

結論を最初に述べると、熟睡体操は、「睡眠を改善させる可能性がある」です。しかし、寝つきが良い感じはしなかったので、寝つきが悪い方は、他の方法を組み合わせたほうが良いかもしれません。

方法

3つの項目を1分ずつ行います。

首もみストレッチ

方法:両手(親指以外)を組んで、首の後ろに手を回します。親指を首の窪んだあたりに当て、マッサージを行います。

寝る1~2時間前に行います。首の後ろは、血管が集中しており、血流が良くなることで、深部体温が上昇するそうです。シャワーを浴びながら行うと効果的だそうです。

注意:私は、子育ての関係上、同じ時間同じ方法で実施することが困難です。今回は、シャワーなしで、寝る1時間前に実施しています。

腕まわしストレッチ

方法:肩甲骨を意識し、腕を後ろにぐるりと回す。その後、両手を組み、前に手のひらを向けて突き出した後、天井に向かって腕を突き出す。

寝る直前に行います。肩甲骨の周囲は、熱を産生する褐色脂肪細胞があるそうです。深部体温が上昇することで、睡眠の質が上がるそうです。

足首曲げ深呼吸

方法:鼻から3秒かけて息を吸います。その時、足首を反らして力を入れます。口から息を吐きながら、足の力を抜いていきます。

布団に入ってから行います。足首を動かすことで、血行が良くなります。そして、熱が放散されやすくなり、深部体温が下がりやすくなります。また、腹式呼吸を取り入れることで、副交感神経が優位になります。

1日目

寝つきは普通でした。朝は、すっきりと起きることができました。熟睡のための体操ということでしたが、深い眠りが多いわけではありません。まだ、1日なので効果としては不明な部分があります。もう少し試していきます。

2日目

寝る30分前まで電子機器の操作をしていました。その影響もあってか、寝つきは悪かったです。睡眠時間も短めでした。深い眠りは、最低限は維持できた印象です。多少は体操の効果もあるのかもしれません。

3日目

前日の寝不足もあってか、かなり多く寝ることができました。深い睡眠もレム睡眠も多めです。寝つきは普通でした。朝はすっきり目を覚ますことができました。

今までと違う点は、運よく寝る1時間半前にシャワーを浴びることができたということです。本来の熟睡体操である、首筋にシャワーを浴びるということができたいというのも、睡眠の状態が良くなった理由だと思います。

4日目

寝つきは普通でした。朝もすっきりと目を覚ますことができました。今回は、寝る1~2時間前に浴びる事はできませんでした。しかし、睡眠の状態は悪くありません。

5日目

寝つきは普通でした。朝はすっきり目を覚ますことができました。睡眠時間は短かったですが、深い睡眠が多かったため、寝不足という感じはしませんでした。日中も元気に過ごすことができました。

日中の仕事が忙しく、疲れていたことが睡眠に影響していたかもしれません。

6日目

子供が体調を崩して看ていた影響もあり、寝つきは悪かったです。しかし、朝はすっきりと目を覚ますことができました。睡眠の状態としては、良いとは言い切れません。睡眠は、体操だけに左右されるわけではないので、必ずしも良い結果が得られるわけではありません。

7日目

寝つきは普通でした。朝は、すっきりと目を覚ますことができました。日中は、少しだけ眠気を感じました。夏場ということもあり、少し睡眠時間が短くなるのかもしれません。しかし、深い睡眠が多く、寝不足という感じはしませんでした。

まとめ

7日間に渡り検証してみました。結果は、熟睡体操だけでも、「睡眠を改善させる可能性があります」

ただし、寝つきが良くなるわけではないので、他の方法と併用したほうが良いかもしれません。寝つきの悪さに悩まれている方は、「寝つきが良くなる」のほうを、ご覧下さい。

今回は、1~2時間前の首元へのシャワーを実施しなかったため、これを併用すると、もっと睡眠の状態は良くなるかもしれません。生活スタイル的に可能な方は、ぜひ取り入れてみて下さい。

また、体操だけで睡眠を改善させるのは困難です。食事面(良質な睡眠をとるための食事のポイントとおすすめの本)や、日中の活動量にも注意して生活していくと、もっと良質な睡眠をとることができるようになると思います。

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