昔、「眠れない時は、羊を数えなさい」と言われた方も多かったのではないでしょうか?
しかし、100匹数えても、200匹数えても眠れなかったという方もいると思います。
なぜ眠れないのでしょうか?理由を解説していきます。
日本由来ではない?
そもそも、この「羊を数える」という事は、日本由来ではないという説があります。
「眠る」は、英語で「SLEEP」です。「羊」を英語にすると「SEEP」になります。
「スリープ」と「シープ」の発音が似ています。
英語圏では、この発音の似ている言葉を利用して、眠りの暗示をかけていたのではないかという説があります。
西洋文化を取り入れた時、日本にも、この「羊を数える」方法が入ってきたのではないかと考えられます。
そのため、「眠る」と「羊」では、全く発音も異なるため、羊を数えても眠れない場合が多いのではないかと予想できます。
全く意味がないわけではない
羊を数える事は、全く意味がないわけではありません。
それは、「雑念を振り払うことができるから」です。
寝床に入ってから、仕事や勉強の事、プライベートの事など、あれこれと思い悩んでいる方はいませんか?
いろいろ考え事をしていると、脳が興奮してきて、寝つきが悪くなってしまいます。
しかし、羊を数える事に集中すれば、「悩む」ということからは解放されます。
人によっては、眠れる可能性はあるわけです。
しかし、数えても眠れないという場合は、すぐにやめましょう。眠れない事でイライラして余計に眠れなくなる可能性があるからです。
脳を諦めさせる連想睡眠法
寝床に入ってからは、「雑念を振り払う」と言われても、なかなかできない方も多いのではないかと思います。
そんな方は、連想睡眠法を使ってみて下さい。
まずは単語を選びます。例えば、「あいうえお」を選んだとします。
その後、あ:あさがお、い:石川県、う:うさぎ、え:エジソン、お:お土産
上記のように、前後で全く関係のない言葉を考えていきます。
関連のない言葉が続くと、脳は考えることを諦めてしまい、気づいたら眠っていたということになるのです。
思考法だけでは限界がある
寝床に入ってからの思考の制御は大切です。しかし、限界があります。
そもそも、寝る前に「睡眠に悪い事」をしていた場合は、あまり効果が得られないと思って下さい。
あくまで、寝る準備を万全にした状態での併用をお勧めします。
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