3~4歳児は、イヤイヤ期を抜け、少し物分かりが良くなってきた年齢だと思います。
しかし、わけもわからずイヤイヤした頃と違い、自我がしっかりしてきた事で、大人の言う事を聞かなくなってくる年齢でもあります。
どちらにしても、大人の言う事を聞くことはないので困りますよね。
怒りたくないのに、ついついイライラして怒ってしまう。誰でも経験することだと思います。
できれば、お互いに気持ちよく生活していきたいものですね。
今回は、「怒らないで済む上手な誘導の仕方」について書いていきます。
結論を先に書いてしまうと、「子供に選ばせる」事が大切です。
大人の都合は押し付けない
「おもちゃ片付けといて」「電気つけておいて」「着替え選んでおいて」など、日常的に、何気ない事をお願いしても、なかなか子供はできないものです。
大人からしたら、当たり前の事でも、子供にとっては、そうではありません。
子供は、「今ここ」に集中しており、他の事は目に入っていません。「親の望む行動」は、子供にとっての重要度は、とても低いのです。
ここで怒らないコツは、親側のお願いする内容は、「子供にとって重要度は高くないと認識すること」です。
やってほしい!ではなく、誰がやる?
前述しましたが、「やってほしい」では、子供は動きません。前述のとおり、子供にとっての重要度が低いからです。
人から命令されて動くことほど、嫌なものはありません。
そこで、「誰がやる?」という風に言い方を変えてみて下さい。
命令ではなく、「子供に選択させること」が大切になります。
例1:どれを片付ける?
子供が遊ぶと、おもちゃが部屋中に散らかります。
そこで、「ママorパパはコレを片付けようかな。〇〇ちゃんはどれ片付ける?」などと相談してみまししょう。
子供が選択したら、それをお願いして、一緒に片付けを行います。大切なのは、一緒に行うことです。
片付け終わったら、「綺麗になって気持ちいいね」などと言うのも良いと思います。
例2:お人形遊びを利用した誘導の仕方
お人形遊びを利用した誘導の仕方も、おすすめです。
子供の「ごっこ遊び」の相手をしながら、大人のやりたい事をやれます。Win-Winの関係でできます。
例えば、片付けをしたい時は、「悪者に、街(部屋)が汚されてしまった!元の綺麗な街(部屋)にしなければ!」など、ストーリー仕立てで話を展開させていきます。
すると、子供も乗り気で、部屋がどんどん綺麗になっていきます。
この時、大切なのは、大人も一緒に行うことです。お互いに取り組んで、最後は「綺麗になったね!」とハイタッチなどして喜ぶと、スキンシップにもなります。
全て、言い方次第で決まる
上記の「子供に選ばせる」は、様々な場面で応用することができます。
怒鳴りつけて親の思う通りに仕向けるのは、子供にとっても自己肯定感を下げる要因になるので、やめたほうがよいでしょう。
親も子供もイライラせずに過ごすことができる生活が理想ではないでしょうか?
言い方次第で、子供の動き方は、全く違ってきます。
子供に対するイライラも激減します。
あなたも、ぜひ試してみませんか?
結果的に早くなる
怒鳴りつけた方が早いのでは?と思うかもしれませんが、子供に決めさせたほうが実は早いです。
親側が焦って、いろいろやらせようとすると、子供は敏感に感じ取り、本来の力を発揮できなくなってしまいます。
イヤイヤしているのを怒鳴りつけてやらせるより、子供に選ばせた方が結果的に早くなるのです。
一度、試して比較してみて下さい。
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