2018年労働安全衛生調査によると、「仕事と職業生活に関することで、強いストレスに感じる」ことの中の第3位に「対人関係」が入っています。
対人関係といっても、同僚同士であったり、上司部下の関係であったり様々です。
今回は、「自分の代わりはいないと勘違いしているイタイ上司」について書いていきます。
裏では「お前の代わりなんていくらでもいる」と言われている
あなたの職場に、「俺の代わりがない」と豪語する上司はいませんか?正直、イタイですよね。
上司という立場上、誰も指摘してくれません。イタさに拍車がかかって手に負えません。
部下から、「別に辞めてもらっても差し支えないし」「あの人のほうがいいんだけど」「どんだけ、自分が好きなんだよ」と思われていることに気づいていないのです。
病気などで休まれたとしても、みんな何の問題もなく仕事しています。
困るのは、ハンコを押してもらえないなど書類上のことだけでしょう。
そもそも、会社は大きくなればなるほど、役割がはっきりとしています。
仮に上司がいなくなっても、その役割を他の人がやるだけなのです。
いなくなって本当に困るのは、従業員が10人もいないような小さな会社ぐらいでしょう。
裏では「代わりがいないなら、指導しろよ」と思われている
「俺の代わりなんていない」と豪語する上司に限って、実は、たいした事はしていないものです。
そもそも、上司は全体的なマネジメントをすると同時に、部下の育成も仕事の1つです。
つまり、「代わりがいない」発言は、「俺って人を育てるのが下手なんだよね!」と言っているようなものなのです。
イタイかな、本人は、その事に気が付いていないのです。
自分がいつでも病気で倒れたり、転職したりしても差し支えないようにしておくのが、最高の上司と言えます。
ただし、イタイ上司ほど問題があります。それは、優秀な部下ほど、嫌気がさして、成長しきる前に転職していってしまうのです。
「イタイ上司」を中間管理職に選ぶような会社です。つまり、将来性を感じないのです。
あなたの会社にイタイ上司がいるとしたら、その程度の会社ということです。
イタイ上司について不満に感じているのであれば、転職するのが最善策と言えます。
イタイ上司は治る?
イタイ上司は治るのでしょうか?ずばり、かなり困難だと言えます!
なぜならば、「自分の代わりはいない」というくらい、自分に自信を持っているからです。
つまり、自分は最高の上司だと勘違いしているのです。
そんな人間が、成長するとも思えませんし、良い上司になるとも思えません。
以前、ポンコツ上司の扱い方について書きました。「ポンコツ上司と上手く付き合う方法」参照。
しかし、「ポンコツ上司」と「イタイ上司」は、種類が違います。
ポンコツ上司の種類については、「なぜポンコツ上司は存在するのか?」参照。
ポンコツ上司は、軌道修正可能ですが、イタイ上司のほうは、修正が困難です。諦めたほうが得策と言えます。
イタイ上司から逃げたい
前述のとおり、イタイ上司に不満があるようであれば、転職するのが一番です。
なぜならば、あなたの会社の評価基準に問題があるからです。
この先、イタイ上司が辞めたとしても、選ばれるのは、やはりイタイ人間の可能性が高くなります。
なるべく長い期間、会社に勤めたいと考えているのであれば、イタイ上司のいない会社で働くことが、ストレスを減らすことに繋がります。
ただし、転職先でもイタイ上司がいる可能性はあるので、要注意です。
この世に、完璧な職場はありません。もし、仮にあったとしても、理想の職場を辞める人は少ないでしょう。
つまり、人員が足りないという状況は限りなくゼロに近いでしょう。
理想の職場を探して、転職を繰り返すよりは、「自分の人生の目的」を目指したほうが、良い人生になる可能性が高いのではないかと思います。
「あなたの人生の目的は何ですか?」
こう聞かれて、即答できる方は、何の問題もありません。しかし、答えられないようであれば、今すぐ探しましょう。
「人生の目的」については、「人生で後悔しないための大切な「人生の目的」思考」で解説しています。
人生の目的が明確になれば、イタイ上司も気にならなくなるかもしれませんよ。
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