職場の変わった人を理解するとストレスが減る理由

あなたの職場に変わった人はいませんか?

人とは違う行動をする、人とは違う言動をとる。理解できない行いを行う。

そんな人と一緒にいるだけで、疲れたり、ストレスが溜まるかもしれませんね。場合によっては、こちらが病気になってしまう可能性もあります。

今回は、「職場の変わった人を理解するとストレスが減る理由」について書いていきます。

人間は得たいの知れないものを排除しようとする

周りとちょっと違う変わった人。誰もが会ったことがあるのではないでしょうか?

「強いこだわりを持つ人」「コミュニケーションがうまく取れない人」「落ち着きがなくミスばかりする人」様々な変わった人がいます。

おそらく、そんな人は、周りから浮いているのではないでしょうか?

人間は、自分が理解できないものに関しては、なるべく自分から遠ざけようとします。

それは、本能からくるものです。理解できないものは、自分にどのような害を及ぼすか分からないからです。

遠ざけようとするだけならいいのですが、場合によっては、イジメに発展する可能性もあります。

社会人にもなってイジメをするのは、いかがなものかと思いますが、実際、そのようなケースはゼロではないと思われます。

とにかく、自分が理解できないから、排除しようとするのです。

逆に言えば、理解できれば、受け入れられる可能性もあるのではないでしょうか?

なぜ、変な人なのか?

なぜ、あの人は変なのか?その原因を詳しく知ろうとしたことがありますか?

おそらく、「変な人」の大半は、軽度発達障害なのではないかと思われます。(全員とはいいません)

発達障害という言葉を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?

最近では、耳にする機会が多くなったと思います。しかし、発達障害に関しては、しっかりと理解できている人は多くないのではないかと思います。

発達障害として有名なのが、ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症)です。

これらの症状を知ることで、変な人のとる行動も理解できるのではないかと思います。

見落とされる軽度発達障害

明かに発達障害の症状が出ている人は、早期から病院に通い、療育手帳を受け、十分な支援を受けることができます。

しかし、軽度発達障害の場合は、そういうわけにはいきません。

学生時代に本人含め、誰にも気づかれず、そのまま社会人になってしまうケースが非常に多いのです。

また、仮に病院に行ったとしても、検査項目に引っかからず、発達障害の診断が下りないのです。(そういう傾向がありますと言われます)

つまり、中途半端な状態であるため、支援を受けられないけど、社会人として働かなければいけないのです。

軽度発達障害の方は、周りの方が思っている以上に、苦しんでいるケースが多いのです。

実は、「自分が周りと違い少し変な人」であることを自覚している場合が多いんです。

本人も苦しんでいることを理解してあげる必要があります。

発達障害を知る

ここまで読み進めて頂いて、発達障害の事を、少し知ってみようと考えて頂けたなら幸いです。

発達障害と言っても実はかなり細かく分けることができます。また、1つだけでなく、複数の特性を持ち合わせている方もみえます。

まずは、基本的なADHD、ASD、LDを知るだけでも、ある程度理解ができるのではないかと思います。

発達障害について知ってみたいという方は、「仕事が上手くいかないのは自分の発達障害が原因かも」のほうをご覧ください。

発達障害は悪い面だけでない

あなたは、「発達障害」というと、どんなイメージがありますか?

障害というだけで、悪いイメージを持たれていないでしょうか?

確かに、発達障害は、時に周りを驚かせるような行動や言動をとります。(悪気はないのです。)

仕事でのミスなどを起こすこともあるかもしれません。

一方で、発達障害の方は、常人が考えつかないようなことを思いついたり、成果を残りしたりします。

それは、今まで社会的革命を起こしてきた人を挙げると理解できるのではないかと思います。

エジソン、ファーブル、モーツァルト、レオナルドダヴィンチ、アインシュタインなどです。

近年であれば、スティーブ・ジョブズ、トム・クルーズ、ビルゲイツなどです。

どの人達も、世界的に大きな影響を与えた方々ではないでしょうか?

みんな発達障害を持っていたと言われています。

つまり、発達障害という特性を持っていなかったら、今の便利な世の中は存在していなかったと言えます。

そして、これからも、さらに便利な世の中を発展させていくのは、発達障害の方であると言っても過言ではないのではないでしょうか?

発達障害の方は、この世になくてなならない存在なのです。

相手を理解し、共生できる道を探す

発達障害の人が、この世に必要な理由は理解して頂けたなら幸いです。

次に、共生の道を探すことが大切になります。

忘れものが多いのであれば、忘れ物をしても大丈夫なような仕事を任せる。

コミュニケーションが苦手なのであれば、コミュニケーションしなくてもいいような仕事を任せる。

最初は、仕事の分担が、とても大変かと思います。しかし、上手くいけば、職場環境が良くなり、会社の業績を右肩上がりにすることに繋がるかもしれません。

仕事の割り振りについては、職場内でよく話し合うことが大切になります。

一方的に、仕事を割り振っては、変な軋轢を生む可能性があるからです。

また、発達障害の方には、1から理由を事細かに説明が必要な場合もあります。

お互いに理解し合うことで、ストレスは大きく減るはずです。

相手を理解し、適切なコミュニケーションをとることで、良い職場環境を作っていけたらいいですね。

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