人生において、親や上司の意見と合わないことは度々起こるものです。
これは、誰でも経験することではないでしょうか?
相手と意見が合わないことで、イライラしますし、場合によってはケンカになってしまうこともあると思います。
今回は、「親や上司の意見と合わない時の対処法」について書いていきます。
世代間における思考の違い
「親や上司と意見が合わない」
そんな事を言われる方も多いのではないかと思います。
これは、生きてきた時間の長さと、時代の違いからくるため、仕方のない事です。
ただし、100%を否定するのはやめましょう。相手の意見も一理ある場合もあるからです。
「うるさいな」「めんどくさいな」と最初から否定するのではなく、参考程度に、広い心で聴く耳を持ってあげましょう。
昔は、有名大学を出て、一流企業に就職し、結婚して子供を育て上げ、何不自由ない老後を送るのが幸せとされてきました。
そのため、今の親や上司の世代は、この考え方をベースにして、子供や若者に意見を言ってきます。
しかし、現在は少子高齢化の影響もあり、そのような生き方は時代の流れと合っていません。
これが、親や上司世代の意見と合わない根本的な理由となっています。
有名大学を出たからと言って、良い就職先に勤められるとも限りません。
一流企業だからと言って、潰れないという保証もありません。
結婚することが、幸せな人生だとも限りません。
年金縮小で、安泰の老後が送れる保証もありません。
はっきり言って、今の若者のほうが、余程、堅実に未来を見据えて生きていると言えます。
経験だけは聴く価値はある
「有名大学を出て、一流企業に就職」などという意見は、聞き流してしまってもいいと思います。
ただし、親や上司世代の「経験」は、聴く価値があります。
世代にもよりますが、バブルがはじけた時や、リーマンショックの金融危機の時の状況など、いろいろな経験をしているはずです。
危機的な状況に陥った時に状況や対処法などは、今後、同じような状況になった時には参考になるはずです。
「どうやって切り抜けたのか?」ということを聞けば、相手も喜んで話してくれるはずです。
年長世代は、若い世代に頼られたいものです。
自分の未来への参考にもなりますし、相手側も気持ちよく話せるので、Win‐Winの関係で会話することができるのではないでしょうか?
返事の仕方は単純でOK
年長世代(親や上司)は、若い世代に、いろいろ「あーしなさい」「こーしなさい」と言いたくなるものです。
これは、自分の存在意義を示したい(承認欲求)の現れです。
ここで、「うるさい」「はいはい」「今は考え方が違うんだ」など、相手を全否定するような発言をしてしまうと、ケンカの元となります。
無駄なケンカ、険悪な状況にならないためにも、返事の仕方には工夫が必要です。
大切なのは、「相手の意見も尊重しています」という意思表明をすることです。
返事の仕方は、そんなに難しく考える必要はありません。
相手が何かを言ったら、「ありがとうございます」と最初にお礼を言ってから、「参考にさせてもらいます」とだけ答えましょう。
変に、自分の意見も混ぜて返すと、話が長くなったり、場合によってはケンカになってしまいます。
返事の仕方は、単純に「お礼」と「参考にさせてもらう」だけで十分です。
相手が長々と話したいタイプへの対処
「お礼」と「参考にさせてもらう」という返事で話が切れるタイプはいいのですが、そうでないタイプもいます。
とにかく、相手のことなど気にしない話好きなタイプは、少々厄介です。
強引に話を切ると、機嫌が悪くなるタイプは、本当にめんどくさいですよね。
そんな時は、話始める前に、釘を刺しておくのが一番です。
前もって、「〇時〇分から」、「会議がある」や「〇〇と会う用事がある」と話しておくのです。
そうすることで、「すみません。そろそろ行かないと」と話せば、相手も用事があるなら仕方ないと話をやめてくれます。
大切なのは、「明確な用事があることを伝える」ことです。
「この後、用事があるんです」では、相手が「自分の話を聞きたくないのでは?」と疑う場合もあります。
しっかり、「〇〇があるから、行かないといけない」ことを伝えましょう。
用事がなかったとしても、話を切るために、強引に用事を作っておきましょう。
まとめ
基本的に、親や上司世代と意見が合うことはありません。
100%否定するのではなく、相手の経験を参考程度に聴きましょう。
話を聞いた後は、「お礼」と「参考になりました」と伝えましょう。
話を切りたいときは、用事を作っておきましょう。
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