あなたの職場に、パワーハラスメント(以下パワハラと略)はありませんか?
自分が被害に合うだけでなく、同僚が被害にあったりしていないでしょうか?
実は、パワハラは、被害者だけでなく、周りにも大きな影響を及ぼします。
今回は、「パワハラは当事者達だけでなく、周りも巻き込む理由と対策」について書いていきます。
パワハラは職場環境を悪化させる
パワハラは、職場環境を悪化させます。
自分が被害を受けていなかったとしても、特定の同僚が被害を受けている現場をみたら、どう感じるでしょうか?
例え仲が良いとは言えない間柄であったとしても、同僚が叩かれたり、暴言を浴びせられたりする場面をみたら嫌な気持ちになるのではないでしょうか?
また、そのような行為を他者にしている場合、いつその矛先が自分のほうに向くか分かったものではありません。
自分のほうに矛先がきませんようにと、自然と職場の空気は嫌な緊張感を持つはずです。
「仕事を頑張るぞ」という空気ではなく、「怒られないようにするぞ」という空気感になってしまいます。
このような職場で、長期間働くことは、精神衛生上良いとは言えません。毎日、過剰なストレスにさらされることになります。
このように、職場環境の悪化に伴い、全ての職員がストレスを感じることに繋がってしまいます。
これが、パワハラを放置しないほうがいい理由の1つと言えます。
パワハラによる周囲への実害
次に、パワハラによる周囲への実害についてです。
実際に、パワハラで同僚が精神的、肉体的なストレスで長期間の休職を余儀なくされたとします。
さて、何が起こるでしょうか?
もちろん、「仕事量の増加」です。休職した同僚の仕事を職場全体で受け持つことになります。
職場内の人数にもよるとは思いますが、人数が少なければ少ないほど、仕事の量が増えることになります。
今の「自分の仕事+α」です。仕事は増えるのに、給料が変わることはありません。最悪ではないでしょうか?
パワハラを受けていないから大丈夫ではないのです。同僚がパワハラを受けている時に、見て見ぬふりをしていると、いつか自分に返ってくるのです。
これが、パワハラを放置しない方がいい理由の1つです。
パワハラにどう立ち向かえばいいのか?
あなたの職場でパワハラが起こった場合、どのように立ち向かえばいいのでしょうか?
パワハラに対し、適切に対処できる同僚であれば、良いのですが、世の中、そういったことが上手くできない人もいます。
周囲のサポート(助言)も必要になります。
まずは、パワハラを受けている同僚に、どのように対処したらいいかアドバイスをしてあげましょう。
パワハラ対策としては、「上司からパワハラを受けたらとるべき行動」を参考にしてみて下さい。
しかし、パワハラをしている上司を止めるのは、なかなか難しいかもしれません。
そもそも、パワハラしないと部下を動かせないような中間管理職です。
「人の動かし方を勉強してこい」とツッコミたくなる所ですが、そんな事も言えません。
では、周りはどのように動いたらいいのでしょうか?
パワハラに対し、周りができること
同僚にパワハラをしている上司がいたら、周りはどう対処していったらいいのでしょうか?
まずは、1人で対処するのではなく、複数の同僚と協力していく体制をとっていきましょう。
1人で立ち向かうと、今度は自分がターゲットにされかねません。これでは、意味がありません。
まずは、パワハラが起きている現状を、当事者だけでなく、周囲の同僚も一緒に、会社内のパワハラ対策の委員会に相談しにいきましょう。
しかるべき機関に、対応してもらいましょう。
あとは、同僚全員で、パワハラに立ち向かうことです。
暴言を吐かれたりする場面に遭遇したら、みんなで「言い過ぎですよ」「パワハラになっちゃいますよ」とパワハラ上司に言いましょう。
一見パワハラと分かりにくいようなものも、みんなで、「それって、パワハラに該当しますよ」などと、伝えましょう。
1人から言われても、パワハラ上司はピンとこないかもしれませんが、周囲から一斉に言われれば、「あれ、これまずいのでは?」と思うはずです。
最後に
あなたの職場でパワハラが行われているのであれば、同僚全員で一致団結して立ち向かうべきです。
パワハラの放置は、いつか自分達の身に降りかかってきます。
最悪、全員で退職願いをたたきつけるつもりで、パワハラ上司に対抗していきましょう。
全員で立ち向かえば、事の重大さが、上司や会社にも伝わるはずです。
みんなで協力して、よりよい職場を作っていきましょう!
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