部下の管理で気をつけてみておきたい事

あなたは、職場の部下の事をしっかり管理できていますか?

「部下を管理(マネジメント)できているか」は、部下の離職率をみれば分かります。

しっかり管理できていないと、離職率は高くなります。

「部下のマネジメントができていない」=「離職率が高い」の方程式です。

今回は、「部下の管理で気をつけてみておきたい事」について書いていきます。

離職者急増中は上司の責任

職場の部下が、次々と辞めていく。そんな場合は、現場を管理しきれていない上司の責任である場合があります。

辞めていく理由としては、「給料が安い」「労働環境が不満」「人間関係」「会社・上司の仕事の仕方が合わない」などがあります。

どの理由も、上司の責任の一端があります。

上司の責任でない理由としては、「配偶者の転勤の関係で辞めなければいけない」などがあります。これは、仕方ありません。

どうしようもない理由以外は、上司の管理不足が関係しています。

上司が、しつかりと管理していれば、離職する部下は大幅に減ります。

逆に言えば、離職者の少ない職場は、優秀な上司がいるという事です。

給料と仕事のバランス

辞めていく理由に、「給料が安い」という事があります。

給料はどうしようもなくない?と思うかもしれません。しかし、「給料」=「仕事の質と量」です。

「仕事の質と量」と「お金」のバランスがとれていないのです。

「仕事だから」といって、あれもこれもと部下に仕事を任せていませんか?

「仕事だから」は、都合の良いセリフです。相手も、「仕事なら仕方ない」と、渋々引き受けるかもしれません。

しかし、部下の内心は、ストレスがどんどん蓄積していっているのです。

そんな事言っても、仕事割り振らないとと思うかもしれません。その仕事、本当に必要ですか?

日本人は生産性が低いと言われています。その理由の1つが、やらなくてもいい仕事に労力を注いでいる場合があるということがあります。

部下に任せようかなと思った仕事。本当に必要か考えた事がありますか?

「やらなくても問題が生じない仕事」は、やらなくてもいい仕事です。

仕事の断捨離は、上司として大切な業務の1つです。

部下の仕事量が増えすぎないためにも、「やるべき仕事」か「やらなくてもいい仕事」かを、しっかり見極めましょう。

人間関係

辞めていく理由の1つに、「人間関係」があります。

これは、どこの職場にいっても、あるものです。人間ですので、「合う」「合わない」があるのは仕方がないことです。

しかし、上司として、何もできないという事はありません。

部下と密なコミュニケーションをとることで、いざこざに発展する前に、介入することができるかもしれません。

「心理的安全性の高い職場」という言葉は聞いた事がありますか?

「相手の意見を尊重し、自分の意見もしっかり主張できる職場」の事です。

人間関係は、相手の事を大切にし、自分の事も大切にできる事で、より良い関係になっていきます。

職場の雰囲気は、上司次第で、ガラリと変わってきます。

心理的安全性の高い職場は、勝手にできるものではありません。上司が作り出すものです。

心理的安全性の高い職場作りができれば、人間関係を理由に辞めていく部下も減っていく可能性があります。

まずは、部下とのコミュニケーションを大切にしながら、心理的安全性の高い職場を作っていく努力をしましょう。

会社・上司の仕事の仕方が合わない

辞めていく理由の1つに、「会社・上司の仕事の仕方が合わない」というものがあります。

会社の方針自体は、変えようがありませんが、「上司の仕事のやり方」に関しては、明らかに上司の責任です。

「仕事のやり方」に関して、部下にアレコレ指図していないでしょうか?

仕事の指示を出す際に、齟齬が生じないように、細かく指示を出すことは大切です。

しかし、仕事のやり方にまで口出ししてしまうと、部下がイラつく原因となります。

自分は、「このやり方で上手くいったんだから、同じようにやるのがいい」と、相手を思ってのことかもしれません。

しかし、そのやり方が、部下にも合うとは限らないのです。相手には相手のやり方があるのです。

「自分は、こういうやり方をしたけど、その通りじゃなくてもいいからね」というように、相手に選択肢の1つ程度に話しておくぐらいが良いです。

間違っても、「自分のやり方をマネしろ!」と強制してはいけません。相手は、黙って従うかもしれませんが、内心では、うっとしいと思っているかもしれません。

最後に

部下が仕事を辞める理由ランキングを見たことがありますか?

辞める理由は、たいてい上司が関係しているものです。

うちの職場は、離職率が高いという場合は、中間管理職のやり方がマズイという事です。

離職していった人間の中には、「あの会社(上司)はダメだ」と言いふらす人間もいるはずです。

離職者を、少しでも減らせるように努力したほうが良いと思いませんか?

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