60歳を見据えた部下との接し方の注意点

あなたは、60歳を迎えた後のことを考えていますか?

60歳を超えると、給料がガクンと下がると言われています。

給料が下がったとしても、慣れ親しんだ職場で働きたいと考えている人もいると思います。

どうせ給料が下がるなら、新しい事に挑戦してみたいと考えている人もいると思います。

60歳を過ぎた時に、今の職場を辞めようと考えている人は、今の働き方で良いと思います。

しかし、雇用延長を考えている人は、働き方を見直す必要があります。なぜ、働く姿勢を見直す必要があると思いますか?

今回は、「60歳を見据えた部下との接し方の注意点」について書いていきます。

部下と仲が良いですか?

1つ質問です。あなたは部下と仲が良いですか?

これは、ごく一部の部下ではなく、職場全体の部下と仲が良いか?という意味の質問です。

また、上司・部下という関係で、ゴマすりのような関係ではなく、本当に仲が良いのか?という意味です。

分かりやすく言うと、損得抜きで、「ご飯食べにいきませんか?」などと、気軽に誘ってもらえるような状態のことです。

「部下と仲良くしておくこと」は、60歳を見据えた上で、とても大切なことです。

上司・部下との関係なのだから、仲が良いという関係はありえないと思ってみえるのであれば、考え方を検討し直したほうが、将来の自分のためになると思います。

会社に居てほしい人間、そうでない人間

あなたの会社に、実際、雇用の延長を申し出た人間はいますよね?

その面子を思い出して下さい。

「この人が残ってくれて嬉しい」という人もいれば、「扱いにくい人間だな」という人もいると思います。

その違いが何かを考えたことがありますか?

部下と仲良くしとかなければいけない理由がコレです。

部下に良かれと思って、激を飛ばし続けた人間が、雇用延長で会社に残ったとします。

部下としては、とても扱いにくい人間が残って、めんどくさい。目の上のたんこぶ的な存在です。

内心では、「会社に残るのかよ。めんどくさいのが残ったな。」と思われているはずです。

逆に、部下から慕われていた人間は、雇用延長後も、変わらない態度で、みんな接してくれるはずです。

「ご飯一緒に食べにいきましょうよ!」などと誘ってくれるはずです。

反面教師である、雇用延長組をみて、自分がどのように部下と接していくべきか、一度、見直してみても良いのではないでしょうか?

十数年後には、部下が上司

あなたが、50代、40代だとしたら、10年後、20年後には、部下が上司になることになります。

また、その頃には、自分の上司だった人間は、会社からいなくなっています。

数年後にはいなくなっている人間との人間関係に尽力を注ぐよりは、雇用延長後のことを見据えて、部下との関係を良好にしておいたほうがいいと言えないでしょうか?

もちろん、今の上司を雑に扱うという意味ではありません。

部下との関係性を親しいものに変化させていくのに、注力する量を増やすという意味です。

部下が上司になった時に、あなたを扱いやすい人間と思ってもらえるだけで、職場での立ち位置がとても良いものになるはずです。

60歳間際で、自分の立ち位置が分かる

60歳間際になると、「退職」か「雇用延長」かを決めることになります。この時、自分の立ち位置が分かることになります。

部下から、「雇用延長されないんですか?」と聞かれるのであれば、「居て欲しい」と思われている可能性があります。

逆に、何も聞かれなかったりした場合、「自分から辞めるって言ってくれないかな?」などと思われている可能性があります。

「会社のほうから、何も聞いてこない!」と怒るのは、完全に自分が悪いのです。

会社(部下)としては、辞めてもらっても構わないと思っているのです。

「そんなバカな!自分は会社のために尽力してきた!自分がいないと困る事もある!」と、思っている時点で、自分の事を過大評価しすぎです。

自分の代わりなど、いくらでもいるものです。

60歳時点で大切なのは、仕事ができる事ではなく、周りと仲良くやれることです。

多くの部下から、「辞めないで欲しい」と言われるくらいの、人望があるかが、ポイントになります。

腫れ物扱いされるくらいなら

会社(部下)から、「残ってほしい」と言われない時点で、自分が『腫れ物』になっている可能性があるということです。

部下から、気を使われて、会社の隅のほうで、コソコソ働くくらいなら、他の仕事を探した方がいいかもしれません。

新しい所で働くという事は、不安もあるかもしれませんが、新たな自分を発見できることにも繋がるかもしれません。

自分の事を、必要としてくれる場所で働いたほうが、自分も周りも気持ちよくいられるのではないでしょうか?

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