部下が指示通りに動かない理由と対策法

あなたの職場の部下は、指示通りに動いてくれますか?

なぜか指示した事と違ったことをしたりする部下はいませんか?

指示を出したはずなのに、こちらの意図と違う行動をされると、イライラしますよね。

そのようになってしまうのは、部下の出来が悪いからなのでしょうか?何か対策できないのでしょうか?

今回は、「部下が指示通りに動かない理由と対策法」について書いていきます。

指示通りに動く部下は優秀な部下

部下は大きく分けると3つのグループに分けられます。

「優秀な部下」「普通の部下」「使えない部下」の3グループです。

「優秀な部下」は、1の命令を出すと、10近くまでやってしまう部下です。自分が何をするべきなのか分かっており、最短で最高の成果をあげます。

このような部下は、大勢いる中でも、限られた人間だけです。

「普通の部下」は、言われたことは、しっかりと取り組む部下です。期待以上の成果は出しませんが、期待以下になることもありません。

大半の部下は、この「普通の部下」に当てはまります。

「使えない部下」は、何をやらせても、平均以下になります。失敗も多く、手のかかるタイプです。

このような部下も、大勢いれば、一定数含まれます。仕方ありません。

指示通りに動いてくれる部下は、「優秀な部下」だけです。

「普通の部下」と「使えない部下」は、指示通りに動く期待はしないほうがよいです。

え?普通の部下もなの?と思う方もいると思います。これから、その理由を説明していきます。

指示の捉え方が異なる

「普通の部下」と「使えない部下」に指示を出す時に注意しなければいけない点があります。

それは、「細かい指示を出す」ということです。

例えば、「この書類、明日までにやっておいて」と頼んだとします。

あなたは、「明日の朝までにやっておいて」という意味で指示を出したとします。

しかし、部下は「明日の仕事終わりまでにやっておけばよい」と捉えたとします。

「明日までにやっておいて」という言葉で、2つの受け取り方があるのです。

つまり、「指示の出し方」に問題があるのです。

優秀な部下なら、上司の意図を汲み取って仕事をこなしてくれます。しかし、「普通の部下」と「使えない部下」は、そこまで汲み取ってくれません。

だから、細かい指示を出しましょう。

今回の場合は、「この書類、明日の9時までにはやっておいて」

これでいいのです。明確な日時指定をすれば、部下もそのように段取りして動きます。

曖昧な指示を出すほうが悪い

上司から、「この仕事、早めにやっておいて」と言われたら、あなたはどうしますか?

頼まれた直後に取り組み始める部下もいると思います。

午前中までに片付ければいいかなと段取りする部下もいるかもしれません。

今日中にやればいいと、後回しにする部下もいるかもしれません。

1週間以内にやればいいと思う部下もいるかもしれません。

どの部下も、対応は間違っていません。本人の中では、「早め」に対応しているのです。

仕事が出来ていない部下に対し、「何でやってないんだ!」と怒るのは、完全にお門違いです。

そもそも、曖昧な指示を出したほうが悪いのです。

「早め」と言われても、相手はどの程度「早め」がいいのか分かりません。

「この日の、この時間までに終わらせておいてほしい」と伝えないほうが悪いのです。

相手に復唱させる

日本語は、難しいですね。曖昧な表現が多いのです。こちらの意図が通じていない場合があるのです。

そこで、コミュニケーションは、正確にとる必要があるのです。言葉の選び方に注意しましょう。

こちらが細かい指示を出した後は、必ず相手に復唱させましょう。

指示を出した後に、「確認だけど、今、頼んだ事大丈夫?〇〇さんの口から、もう一回、言ってもらっていい?」と聞きましょう。

相手がこちらの意図を理解したかを確認するかは、非常に大切なことです。

めんどくさいと思う人もいるかもしれません。しかし、これが、中間管理職のマネジメントの仕事の1つなのです。

こちらの指示を正確に実行してくれないと二度手間になってしまいます。

その分、部下の労力も無駄になりますし、会社としても、無駄な仕事にお金を払うことになるので、誰も得しません。

上司の指示次第では、会社に打撃を与えるといっても、過言ではないのです。

必ず、相手が指示を理解したのか確認をとりましょう。

まとめ

部下が指示通りに動かない理由は、「指示が曖昧」な場合があります。

1つの仕事でも、細かく指示を出すことが大切になります。

また、出した指示に対し、相手がしっかり理解できたか、必ず、復唱させましょう。

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