あなたの職場の部下は、思い通りに動いてくれますか?
部下が思うように動いてくれないと、イライラしますよね。
どうして部下は、思うように動いてくれないのでしょうか?どうしたら、部下は動いてくれるのでしょうか?
今回は、「上司がしない事は部下もしない」ということについて書いていきます。
親の背を見て育つ
子供は、親の背を見て育つという言葉があります。
親がテレビ見ながらゴロゴロしていれば、子供もそのようになります。
親が勉強していれば、子供も勉強をします。
反面教師という言葉もあるように、全く逆パターンになる場合もありますが、子供は身近な人を手本にします。
これは、仕事でも言えることです。
身近な上司の働き方を、部下たちはよくみています。立場上、上の人間なので、当然と言えば当然です。
会社内で評価されて中間管理職になっているのですから、部下たちは、当然真似しようとします。
つまり、「部下が動かない」のは、そもそも「自分が動いていない」可能性があるわけです。
逆に、信頼されていない上司であれば、部下からは、「こうはなりたくない」と反面教師にされている可能性もあります。
改めて、普段の自分の仕事ぶりを思い返してみましょう。
自分から率先して動く
自分から率先して動いていますか?
仕事では、説明しにくいので、例えば「挨拶をする」というのは、どうでしょうか?
あなたは、部下からの「挨拶」を待っていませんか?
自分は上司なのだから、部下から挨拶するのは、当然だと思っていませんか?
そもそも、「挨拶」に上も下も関係ありません。相手の存在に先に気がついたほうが、するべきことです。
「挨拶は部下からするべき」などと思っている人は、仕事でも、その態度が出ているはずです。
気をつけて下さい。部下からは、「お前は何様だよ」と思われている可能性があります。
また、「人によって挨拶のトーンが変わる人」もいますよね。それも、部下たちはよく見ています。
部下たちには、テンション低めに挨拶しておいて、自分より目上の人間が来た時は、やたらテンションを上げて自分から挨拶にいく。
周りから見ると、ゴマをすっているようにしかみえますせん。
このような態度は、部下たちからの信頼をなくします。
「こんな風にはなりたくないな」と、反面教師扱いされます。
そして、部下たちが、自分の思うように動いてくれなくなるのです。
仮に動いてくれる人がいたとしたら、同じようなゴマすりタイプの人間しか残らないでしょう。
信頼されていない
部下たちが思うように動いてくれない理由の1つとして、「信頼されていない」ことがあります。
中間管理職に抜擢されている以上、あなたは仕事ができるはずです。
つまり、業務遂行能力としては、申し分ないはずです。
しかし、仕事ができるという「信用」と、部下から尊敬される「信頼」は、全く別物です。
信用しかない上司は、部下たちから、「仕事はできるんだけどね・・・」と、影で言われているはずです。
信頼されている上司は、「〇〇さんのためなら、頑張りますよ」など、自分が困っている時に、部下のほうから率先して助けてくれるはずです。
つまり、部下が思うように動いてくれるようになるには、自分が信頼されているかどうかが大切になってくるのです。
部下が思うように動いてくれないと嘆いている人は、部下からの信頼度が足りないと思ったほうが良いと言えます。
信頼度を上げる
部下からの信頼度を上げれば、部下は、思うように動いてくれるようになります。
信頼されるには、どうしたらいいと思いますか?
今まで、あなたが出会ってきた人の中で、「この人は、信頼できる」という人を思い浮かべて下さい。
その信頼できる人は、何をしていたでしょうか?それと同じことをすればいいのです。
「信頼できる人なんていない」という人は、理想の信頼できる人を思い浮かべてみましょう。
下記のような人は、どうでしょうか?
まず、上司にも関わらず、率先して仕事をしています。仕事も、命令ではなく、お願いをしてきます。
どの部下にも対等にコミュニケーションをとります。
仕事の過程や結果を、適宜、褒めてくれ、お礼まで言ってくれます。
そんな上司がいたら、「この人のために頑張ろう」と思えるのではないでしょうか?
つまり、「信頼できる」とは、「この人のためなら頑張れる」と同じような意味となります。
部下を思うように動かしたいのであれば、そのような存在にならなければいけません。
いきなり、完璧な上司は難しいと思います。まずは、自分から積極的に仕事に取り組む姿から見せるのが良いのではないでしょうか?
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