あなたの職場の上司は尊敬できる上司ですか?尊敬できるという場合もあれば、そうでない場合もあると思います。
仮に尊敬できる上司であったとしても、上司部下という関係上、あまり知られたくない個人情報もあるものです。
尊敬できない上司であれば、特にプライベートなどには踏み込んでもらいたくないものですよね。
今回は、「プライベートを聞いてくる上司への対処法」について書いていきます。
上司と部下の関係性
上司と部下と言っても、様々な形があります。
男性、女性という性別の違う関係もあれば、20代、50代というように、年代が異なる場合があります。
同性、年齢が近い場合であっても、合う合わないがあると思います。
友達のような関係になってもいいという場合もあるかもしれませんが、できれば距離をとっておいたほうがいい場合もあると思います。
個人的には、「仕事」での人間関係は、「仲間」であり、「友達」にはならないほうがいいという意見です。
あくまで、個々の考え方次第なので、友達として付き合っていきたいという場合は、そのような関係性を築いても良いと思います。
なぜ、プライベートを聞いてくるのか?
そもそも、上司が、なぜプライベートを聞く必要があるのでしょうか?
これに関しては、3つのパターンが考えられます。
①仕事を円滑にするためのコミュニケーション
②メンタルヘルス対策
③ただの興味本位
仕事を円滑にするためのコミュニケーション
まずは、仕事を円滑にするためのコミュニケーションについてです。
「いつも難しい顔をしている上司」と「いつも笑顔でいる上司」
どちらが話しかけやすいですか?
おそらく、後者なのではないでしょうか?
上司としては、部下から「話しかけやすい」雰囲気をまとっておいたほうが仕事がスムーズになりやすいのです。
話しかけやすい雰囲気を出すには、日頃から部下とコミュニケーションをとる必要があります。
事務的な内容ばかり話しても良いのですが、雑談もできる間柄のほうが、より話しかけやすくなります。
話しかけにくい雰囲気だと、何かトラブルなどがあった時に、すぐに報告がこない場合があります。
火種を早めに見つけて消すには、部下からの早急な報告が必要になります。
そういった、日頃のトラブル対策、良い仕事をするための雰囲気づくりのために、雑談の一環としてプライベートの話をしてくる場合があります。
あくまで、雰囲気作りが目的なので、プライベートの話は重要ではありません。
そのため、「プライベートの事は言いたくない」という意向を伝えれば、他の方法で雰囲気作りをしてくれるはずです。
メンタルヘルス対策
次に、メンタルヘルス対策です。
うつ病などの精神疾患にかかる人は、意外と多いのです。それを予防するために、コミュニケーションをとる上司もいます。
うつ病では、あらゆる物事に対する意欲が低下していきます。
おそらく、仕事より先に、プライベート面(趣味や睡眠等)に影響が出始めます。
最近、部下の様子がおかしいと感づいた上司が、プライベートについて聞いてくる場合があります。
ここで重要なのは、上司が聞きたいのは、プライベートの内容ではないということです。
上司は、「プライベートは充実しているか?」ということを確認して、うつ病などの前兆がないかを確認したいだけです。
「以前と変わりなく楽しめています」と答えればOKです。
もし、心身に不調がある場合は、「最近、プライベート(趣味)に意欲がわいてこなくて」などと、表面上の話をすればOKです。
あとは、メンタルヘルス悪化の原因となっているものについて、上司と相談していきましょう。
ただの興味本位
最後に、「ただの興味本位」についてです。
特に仕事と関係なく、暇つぶし程度なら、真剣に答える必要はありません。
「プライベートと仕事は別々で考えています」というようなことを返せば、相手もそれ以上追及してきません。なぜならば、ただの暇つぶしだからです。
ただし、異性での上司・部下の関係は注意が必要です。
相手が「下心」を持って聞いてきた場合は、言葉の選び方次第では、めんどくさいことになりかねません。
歳の差が離れているからといって、「下心なんてない」「大丈夫」と思ってもいけません。
40代、50代の男でも、10代、20代の女性と「何かが起こらないか?」と下心を持って話をしてくる人間がいるからです。これは独身も既婚者も関係ありません。
そんなこと言われても、「下心」あるかないかなんて判断できないという意見もあると思います。
これに関しては、「日頃から、何回もしつこく聞いてくる」「事あるごとに頻繁に接触してくる」などで判断していきます。
「休みの日に何をしているのか?」と、しつこく聞かれたら、本当の事は言わないほうがいいです。
「大したことはしていませんよ。上司は、何をされているんですか?」などと、話題を反らすほうが良いでしょう。
それでも、食い下がってくるようであれば、「パートナーとまったり過ごしています」などと、答えましょう。
ここで言う、パートナーは恋人でなくても良いのです。友達でもいいですし、ペットでもいいのです。
パートナーという言葉は、とても便利です。必ずしも恋人を指しているわけではないので、間違ってはいないからです。
また、友達いない人でも大丈夫です。ネット上での友達でもいいのです。いっそ、2次元の恋人でも良いです(多様性が認められる世の中ですから)。
とにかく、「お前のつけいるスキなんてないんだよ」ということが分かれば、相手もそれ以上追及してこないはずです。
最後に
プライベートについて聞いてくる上司は、様々な理由があります。
軽くあしらって良い場合もあれば、そうでない場合もあります。
状況に応じた対応が必要になってくるので、その都度、対応していきましょう。
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