あなたは、生活保護受給者や低所得者への援助に対して、どのように思っていますか?
自分たちの一生懸命働いて納めた税金を使われていると、憤慨されている方も、一定数みえるのではないでしょうか?
日本の治安維持のために必要な措置という面から考えた事はありますか?
今回は、「低所得者を叩く必要はない理由」について解説していきます。
病気でないなら許せないという意見
生活保護の中には、病気の関係で、働きたくても働けないという方もみえます。
そういう方は、仕方ないと思っている方は多いと思います。
一方で、病気ではないけど、生活保護を受給してみえる方がいるのも事実です。
実際の受給者の中には、受給したお金で、パチンコに行ったり、娯楽に使ってみえる方もいるのは事実です。
おそらく、そういった面で、「許せない」という意見を言う人も多いのではないでしょうか?
確かに、自分達が苦労した働いて収めた税金を、働いていない人が娯楽で使っていたら、腹が立つ気持ちは分かります。
その気持ちは分かるのですが、ここで一旦、冷静になって考えていきましょう。
人間は追いつめられるとどうなるか?
人間は、追いつめられるとどうなるでしょうか?
例えば、生活保護のようなシステムがない場合、人間はどのような行動にでると思いますか?
①働く
②自殺する
③人から奪う
さて、どれでしょうか?普通に考えれば、①です。
しかし、身体的に問題がないにも関わらず、生活保護を受けようとしているのですから、①という選択肢にはならないのです。
では、②を選ぶかと言えば、そうでもありません。
人間は恐ろしい生き物です。生きるためなら、自分以外の人間がどうなろうと知ったことではないと考える輩が出てきます。
つまり、③を選ぶ可能性が高くなるのです。
生活保護というセーフティネットがなくなれば、日本の犯罪は、おそらく急増することが予想できます。
生活保護があるから日本は安全な国
お金がなくなれば、生きていくために犯罪に走る人が出てきます。
窃盗、強盗、殺人など頻繁に起こる可能性があります。
気軽に外出できる世の中ではなくなってしまいます。
そういった犯罪被害に合わないためにも、生活保護は必要な措置と言えます。
そうはいっても、パチンコなどの娯楽に使われるのは納得がいかないという意見もあると思います。
確かに、生きていくための最低限の措置として払われるお金ですから、娯楽に使うのはおかしな話です。
お米券などの金券にすればいいじゃないか?という意見が出てくるのも分かります。
しかし、低所得者にも適度な息抜き(ガス抜き)は、必要なのです。
何の楽しみもなく、部屋内で過ごさせれば、いつか爆発する可能性があります。
もちろん、全員が全員そのようになるわけではありませんが、1000人いれば1人くらいは、頭がおかしくなる人が出てきてもおかしくはありません。
ニュースでたまに目にする「誰でもいいから殺したい」などというような、おかしな発想になる可能性もあるのです。
変な犯罪に走られるぐらいなら、パチンコなどの娯楽が、よいガス抜きになっているのであれば、目を瞑るのも悪くはないのではないでしょうか?
人の事より自分の事を考える
今までの解説を聞いても納得できない!という方もいると思います。
そんな方は、ひょっとしたら、現在の自分の生活に満足できていない場合もあるのではないでしょうか?
一生懸命節約して、思うように自分の事にお金を使えない。
確かに、そのような状況だと、働かずにお金を貰っている人が許せなくなる気持ちも分かります。
そのような場合は、まずは、自分の人生について考えてみたほうが良いかもしれません。
そもそも、物を買ったり、体験したりする娯楽で手に入る幸せは長続きしません。
一瞬の楽しさと、後を引く余韻を楽しんだ後は、すぐに幸福感が薄れてしまうのです。
これは、ドーパミンというホルモンが関わっています。ドーパミンは、瞬間的な幸福感だけで、持続性がありません。
そのため、ドーパミンの幸福ではなく、別の形での幸福を得る必要があります。
これに関しては、あなたの「人生の目的」を明確にすることで、解決することが可能です。
あなたは、人生の目的について考えた事がありますか?あなたは、何のために生きているのでしょうか?
もし、分からないと言う方は、「人生で後悔しないための大切な「人生の目的」思考」のほうをご覧ください。
人生の目的に向かって進んでいる時は、周りのことがどうでもよくなります。
低所得者がいくら貰って、何に使おうが、気にならなくなるはずです。
ぜひ、人生の目的を明確にし、それに向かって頑張ってみて下さい!
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