あなたの職場の部下は、指示をしっかり聞きますか?
指示を出しているのに、言う事を聞かないとイライラしますよね。
どうして、指示を聞かないのでしょうか?
今回は、「部下が指示を聞かない理由と対処法」について書いていきます。
部下が指示を聞かない理由(自信を持っている)
始めに、部下が指示を聞かない理由について考えてみましょう。
まず、「部下が自信を持っている」ケースが、原因の1つとして考えられます。
なぜか、「自分は仕事ができる」と勘違いしているケースです。
あまり仕事ができない人間ほど、自信を持っている場合があり、非常に厄介です。
謎の理論を持ち出されたりすると、理解に苦しみますよね。仕事ができない上に、プライドも高い。下手に注意すると、逆切れされます。
部下が指示を聞かない理由(お前に言われたくない理論)
次に、「お前に言われたくない」と思っているケースです。
これは、上司としての立ち位置がイマイチの場合に生じます。要するに、信頼されていないということです。
信頼関係ができていない状態で、いろいろ指示を出しても、思うように動いてくれません。
まずは、上司として「できる姿」を部下に示す必要があります。
上司として、もう何か月も一緒に働いているんだけど?という場合は、部下から仕事ができない上司という位置づけにされてしまっている可能性があります。
部下が指示を聞かない理由(そもそも指示を聞いていない)
最後に、「そもそも指示を聞いていない」ケースです。
指示を聞いていないというと誤解があるかもしれませんが、正確には、「忘れてしまう」といったほうがいいかもしれません。
分かりやすいのが、「メモをとらない部下」です。
真面目にこちらの指示を聞いてはいるのですが、人間は忘れる生き物です。
覚えているのは、最初と最後の指示くらいです。この場合は、部下にメモをとらせる必要がありそうです。
指示通りに動かす対処法(自信を持っている場合)
「謎の自信を持っている部下」に対しては、注意したとしても、反抗されるのが目に見えています。
そこで、物事を多角的な見方をできるようにしていく必要があります。
何か意見を出してもらった時に、「良い意見ですね。他に、何か思い浮かびますか?」など、他の案を提案してもらいましょう。
また、仕事をする上で、柔軟性の高い同僚をバディとして選ぶのも良いと思います。
いろんなアイデアを持っている同僚と組むことで、自分の考え方が、絶対正しいとは限らないんだと自覚してくれるかもしれません。
若い部下(20代、30代)であれば、良いのですが、年長者(40代、50代)であった場合は、考え方に柔軟性がない場合があります。
「この考え方でいいんだよ」「これ以上、いい案なんてあるわけないだろ」という態度をとられると、困りますよね。
年を重ねた人間ほど、思考の柔軟性がなくなるので、仕方ありません。そういう人達は、やれそうな仕事を与えるしかありません。
逆に、年長者でも、成長性のある人はいるので、そういう人には、どんどん仕事をお願いしましょう。
指示通りに動かす対処法(お前に言われたくない)
次に、「お前に言われたくないと思っている部下」に対しては、上司として仕事ができる姿を見せるしかありません。
仕事が「できる」「できない」は、人によって基準が異なるので、難しいところです。
しかし、中間管理職になってから、あなたは成長していますか?
自信を持って、日に日に成長していると言える場合は良いです。あまり成長した所を思いつかないなと思った方は、要注意です。
中間管理職に抜擢されて満足してしまったケースでは、上司として部下から信頼されていない場合があります。
中間管理職は中間管理職としての勉強が必要です。
指示通りに動かす対処法(そもそも指示を聞いていない)
最後に、「そもそも指示を聞いていない部下」に対しては、メモをとる習慣をつけさせるしかありません。
単純に、「メモをとろうか」とお願いするだけで、解決する可能性があります。
ここで注意点があります。メモをとっている姿を見て満足してはいけません。
例えば、忙しいからという理由で、早口で説明した場合、メモがとりきれていない場合があります。
説明後に、「今言ったこと、説明してもらっていい?」などと、相手の理解度を確認する必要があります。
「分かった?」と聞くだけでは、「分かりました」としか返ってきません。
必ず、相手が理解したのか、相手に説明してもらいましょう。
まとめ
部下が指示を聞かない理由は、以下の3つが考えられます。
・謎の自信を持っている
・お前に言われたくないと思っている
・そもそも指示を聞いていない
理由によって、対応の仕方が変わってきます。
下手に怒ると、部下からの反発を招くきっかけになってしまいます。
上手に、部下を動かしていきましょう!
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