あなたの職場の上司は尊敬できる人ですか?
中には、とても尊敬できるようなタイプではないポンコツ上司も存在します。
その中でも、人の話を聞いてくれない上司は最悪です。
今回は、「人の話を聞かない上司への対応方法」について書いていきます。
どうして人の話が聞けないのか?
そもそも、どうして人の話を聞けない人間が上司になっているのでしょうか?
そのような人間が中間管理職になってしまう原因としては、「なぜポンコツ上司は存在するのか?」を参照して下さい。
ポンコツでも上司は上司です。ポンコツに合わせた対応が必要になります。
人の話が聞けないタイプとしては、以下のようなタイプが考えられます。
①自分自身の事で精一杯で他に目を向ける余裕がないタイプ
②自分が一番正しいと思っているタイプ
③発達障害タイプ
自分の事で精一杯になっているタイプ
①の自分自身の事で精一杯になっており、他人に目を向ける余裕がないタイプというのが、一番多いのではないかと思います。
「現場の仕事」と、「中間管理職の仕事」は、全く別物です。
もし、昇進して間もない上司であれば、あまりの仕事の違いに混乱しているかもしれません。
自分自身の事で精一杯になってしまっている可能性は、十分に考えられます。
昇進したばかりの上司であれば、暖かい目で見守りつつ、周囲がサポートしてあげてもいいでのはないかと思います。
しかし、それが許されるのも成り立ての頃だけです。1年、2年たっても変わらないようであれば、そもそも中間管理職としての資質に問題があるかもしれません。
いつまでも自分の事ばかりに、手いっぱいになっていては、困ります。
話をしに言っても、「忙しいから後で」と言われたりしないでしょうか?
そんなセリフを吐いている時点で、自分の仕事のコントロールが全くできていません。
この手のタイプには、自分のほうからコントロールしていきましょう。
「忙しいから後で」と言われたら、「いつなら時間が作れますか?」と返しましょう。
また、自分の要件を「何分で済む要件なのですが」と付け加えられれば完璧です。
例えば、「1分で済む用事」なのであれば、その場で話を聞いてもらえるかもしれません。
自分が一番正しいと思っているタイプ
①の次にありがちなのが、②の自分が一番正しいと思っているタイプです。
「言われた通りに動け」という、いわゆる「ワンマンタイプ」です。プライドも高いので、接し方には注意が必要です。
これは、従順に動く分には、非常に楽な上司なのですが、より良い仕事をしようとする場合には厄介です。
「こうすれば、もっと良くなるのに」と思っていても、話を聞いてくれない。非常に辛いですよね。
こういうプライドの高い上司には、相手を持ち上げる言葉から始めなくてはいけません。
「上司の考えは素晴らしいものです。その素晴らしい方法に、さらにこんなのを加えてはいかがでしょうか?」というような言い回しです。
あくまで、ベースは上司の考え方です。その上で、自分の考えをねじ込むには、より良くなる可能性の案を提案してみることです。
間違っても全く別物の提案をしてはいけません。相手にケンカを売るようなものです。
プライドの高い上司によっては、言い方を変えなければいけません。その点は、臨機応変に対応していくしかありません。
発達障害タイプ
最後に、①と②のタイプにも入らない「発達障害タイプ」についてです。
発達障害の特性として、人付き合いが苦手であったり、自己中心的、協調性に欠けるなどがあります。
ただし、好きな事にはとことん取り組むことから、仕事で成果を上げやすいのです。そこを評価されて、上司になっている場合があります。
有名人で言えば、Apple社のスティーブ・ジョブズ氏です。
誰でも知っているアップル社のカリスマ的存在ではありますが、発達障害であったことも有名です。
とにかく、協調性がなく、人を攻撃するような発言を繰り返していたと言われています。
このような発達障害タイプに、「話を聞いて欲しい」というのは無理があります。そもそも、そういう「特性」なのです。
解決策はありません。諦めましょう。
一緒に働くことが、精神的に辛いようであれば、部署移動か転職を検討していきましょう。
最後に
人の話を聞いてくれない上司と一緒にいるとストレスになると思います。
ストレスはため込むと、身体にも心にも良くありません。
どうしても苦痛だと感じるのであれば、早めに部署移動か転職を検討してみて下さい。
人生の3分の1は仕事をしているのです。できるだけ、ストレスの少ない職場に身を置くことは大切なことです。
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