あなたは、他人の行動や言動にイライラすることはありませんか?
できれば、ストレスを溜めることなく、日々の生活を生きていきたいものですよね。
人間関係は難しいものです。自分が当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないのかもしれません。
今回は、「自分の常識は他人の常識とは一緒ではない理由」について書いていきます。
常識を疑うことの大切さ
あなたは、他人の言動や行動にイライラきてストレスを感じることはありませんか?
他人の言動や行動にイライラするということは、「自分の中の常識」から逸脱した行為だからです。
人は、みな自分が一番正しいと思って日々を生きています。
おそらく、自分が非常識だと自覚した上で行動している人のほうが少ないのではないでしょうか?
つまり、自分が一番正しいことだと信じて(考えて)行動しているはずなのです。
他人の言動や行動にイライラしないためには、まずは、相手の思考を受け入れる(尊重する)ことが大切になってきます。
言い方を変えると、「自分の常識を疑い」実は、相手の常識が正しいかもしれないという考えを持つことが大切になってきます。
同調は正義か?
日本人の特性として、「周りがしているから正しいに違いない」という「同調」がみられます。
新型コロナウイルス感染拡大時には、「同調圧力」という言葉も出てきました。
周りがこのように行動してるから、あなたも同じように行動するべきだという考え方です。
社会という枠組みの中で生きていくには、協調性が求められます。
確かに、それをすることで上手くいくことのほうが多いかもしれませんが、果たしてそれが正解かと言ったらそうでもない場合があります。
分かりやすい例が、「いじめ」です。
周りがいじめをしているから、自分も同じようにいじめに加担する。もしくは、いじめを黙認する。
これは、正義でしょうか?
もちろん、正しくはありません。周囲がやっているからといって、必ずしもそれが正解の行動とは限らないのです。
「その行動は正しいのか?」という問いは、いつも持っている必要があるのです。
相手が障害がある場合
相手が発達障害、知的障害である可能性もゼロではありません。
この場合は、相手が明らかにおかしな行動や言動をしていれば気がつきます。
上司部下関係なく、人を傷つける言動を平気で吐いており、周りから敬遠されていれば、分かりやすいですよね。
また、頻回にある物忘れや明らかに集中力が欠如していて仕事ができないパターンもあります。
この場合は、常識・非常識以前の問題です。
そもそも、脳の認知機能面に問題があるので、社会という枠組みの中で生きていくには困難です。
実は、相手自身が社会生活を営む上で、苦しんでいる場合があります。
本来であれば、専門の機関で診察してもらい、適切な治療が必要となります。
受診を勧めることができれば、それに越したことはありませんが、本人に自覚がなければ、難しいでしょう。
とりあえず、あなたにできることは、相手の認知機能レベルを理解して、出来る限り対応してあげることぐらいです。
これに関しては、下記の本を読むと、相手のことを理解できるかもしれません。
立ち止まって考える
あなたが、他人の言動や行動にイライラした時、まずは、立ち止まって考えてみましょう。
前述のように、自分の考えが必ずしも正しいとは限らないからです。
相手は、相手なりの正義(倫理観)に基づいて行動しているからです。
相手を知るには、相手とのコミュニケーションをとる必要があります。まずは、どうして相手がそのような行動をとったのか聞いてみましょう。
本人なりの理由があるはずです。もし、聞けないような間柄であれば、自分なりに推理をしてみましょう。
この時、大切なのは、いくつものパターンで考えてみることです。
相手がとった行動に対し、1つしか思い浮かばないと、こうに違いないと決めつけてしまうことになります。
「こうかもしれない」「あういう風かもしれない」「こんな理由かもしれない」と、様々なパターンで行動理由を考えてみましょう。
ひょっとしたら、相手の行動が腑に落ちるかもしれません。
思考が100%合致することはない
あなたは、家族の考えていることが分かりますか?
私は分かりません。親や子供であっても、自分と同じ思考をしていることはないからです。
これが他人となれば、尚更です。
「似たような考え方」をする人がいたとしても、「100%意見が合致する」ことはあり得ません。
つまり、自分の常識が相手の常識と100%合致することはあり得ないのです。
この事を、日頃から頭に入れておけば、イライラは減ってくるはずです。
自分はこういう考え方だけど、あの人は、あんな考え方をするのかと思えば、気持ちが楽になるはずです。
相手を理解することができれば、ストレスも減ってくるはずです。
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