あなたの周りに要領の良い人はいませんか？
要領が良い人は、特別に頭が良いというわけではありません。おそらく、周りと同じくらいです。
では、要領が良い人は、他の人と何が違うのでしょうか？
要領が良い人がやっていることの１つに、時間管理があります。
時間を制する者は人生を制します！
今回は、「要領が良い人がやっている時間管理術」について書いていきます。
集中力の緩急
仕事を早くこなすコツは、「集中力」です。
要領が良い人は、この「集中力」の緩急を上手につけています。
人間の集中力には限界があります。例えば、大学の授業で言えば、1コマ90分です。
これは、大人でも集中力の限界が90分ということを意味しています。
それ以上、授業を受けようと思っても、全く頭に入っていかないのではないでしょうか？
集中力は一定時間が過ぎると、一気に脳のパフォーマンスが低下していきます。
つまり、脳機能が急低下する前に、適切に休憩をとる必要があるのです。
要領の良い人は、このメカニズムをよく理解しています。
要領の良い人を良く観察してみて下さい。
トイレ休憩、コーヒー休憩、軽いストレッチ、席を離れるなど、定期的に仕事の合間に行っているはずです。
集中が途切れる前に、チョコチョコと動いているのではないでしょうか？
つまり、集中力に緩急をつけているはずなのです。
食事コントロール
脳は、約20％のエネルギーを消費します。
つまり、栄養が足りていないと、必然的にパフォーマンスが低下するのです。
食事は、摂取してから消化、吸収されるまで時間がかかります。
エネルギー変換までの時間を考えると、朝食をとることが大切になってきます。
朝食は、勤務時間の8時間以上持つくらいには、しっかりと摂る必要があります。
要領の良い人は、このことを知っている可能性が高いです。
そのため、朝食は、昼食や夕食以上にがっつりと食べている可能性があります。
また、夕食を食べすぎると消化器に負担がいきます。消化器に内容物が大量に残っている状態で睡眠に入ると、睡眠の質が低下します。
しっかり眠れないと、翌日のパフォーマンスが低下します。
そのため、夕食はほどほどで済ませるのが賢明といえます。
昼食に関しては、午後の眠気対策として、要領の良い人は、糖質少なめで摂取している人が多いのではないかと思います。
糖質の多い食事は、血糖値を急上昇させます。その血糖値を抑えようとインスリンというホルモンが分泌されます。
これが、血糖値を急降下させることになり、これにより、眠気が生じてしまうのです。
だから、昼食の内容には気を払う必要があるのです。
要領の良い人と話す機会があれば、食事のことを聞いてみて下さい。おそらく、全てではなににしろ、食事のコントロールはしっかり行っているはずです。
仮眠によるリセット
あなたの周りにいる要領の良い人は、仮眠をとっていませんか？
仮眠は、脳のパフォーマンスを劇的に回復させます。
15分前後の仮眠をとっている方が多いと思います。
もっとたくさんとったら、もっとパフォーマンスが上がるのでは？と思うかもしれませんが、逆効果です。
ちなみに、1時間以上の仮眠は、認知症のリスクを高めます。
30分以上の睡眠は、ノンレム睡眠（深い睡眠）に入ってしまいます。ノンレム睡眠に入ると、起きた時に、強い倦怠感に襲われる事になります。（睡眠慣性といいます）
早い人だと、20分でノンレム睡眠に入ってしまうので、15分前後が良いと言えます。
睡眠時間はしっかり確保している
できるビジネスパーソンほど、睡眠をしっかりとっています。
睡眠不足は、日中のパフォーマンスを下げます。仕事のスピードが遅くなるだけでなく、ミスも多くなります。
要領の良い人に聞いてみて下さい。おそらく、しっかりと寝ているはずです。
どれくらい寝ると良いかは、人によって個人差があります。目安としては、７～８時間くらいが良いと言われてます。
詳しい解説は、「大人の必要な睡眠時間が７～８時間と言われる理由」で行っています。
ちなみに、6時間がデッドラインです。６時間未満という人は、今すぐ睡眠を見直しましょう。
仕事で成果を出したいなら、しっかり睡眠をとるべきです。
仕事の取捨選択
仕事の量や質が多いという方が多いと思います。
それは、全ての仕事をこなそうとしていることが原因だといえます。
要領の良い人は、仕事の取捨選択をしています。言い方を変えれば、断捨離を行っています。
どのように仕事の取捨選択を行えばいいかについては、「定時で帰るための高速仕事術」をご覧ください。
時間管理は誰でもできる
上記に挙げた方法は、誰でも実践可能です。
もう一度言いますが、要領が良い人は、頭がいいわけではありません。
時間の使い方が上手なのです。
あなたも、時間管理をして、他の人よりも、短時間で成果を上げてみませんか？
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