苦手克服は最低限にしたほうがいい理由

あなたは、苦手克服に取り組んだことがありますか?

学生時代から、苦手な科目を取り組んだりした経験がある方も多いのではないでしょうか?

自分が苦手な事を克服することは悪いことではありませんが、ストレスは溜まりますよね。

今回は、「苦手克服は最低限にしたほうがいい理由」について書いていきます。

社会に出たら苦手克服は最低限に

学生時代であれば、テストがあります。テストで赤点をとらないために、最低限の努力は必要です。

また、良い高校・大学に入学したければ、苦手な科目も、それなりの点数をとらなければいけません。

しかし、社会に出たら、状況は大きく変わります。

社会人になると、「成果」が重要視されます。

もちろん、社会人なりのテストもあるかもしれませんが、大切なのは、いかに仕事で成果を上げるかです。

自分の苦手克服ばかりに意識がいってしまうと、本当に大切な「成果」が疎かになってしまいます。

苦手克服は、最低限にするべきだと言えます。

苦手を別の角度からみる

あなたが苦手だと思っていることは、別の角度から見ると、良い事かもしれません。

例えば、「人付き合いが苦手」だとします。この場合は、「特定の人とは、深い関りを持った信頼関係を築くことができる人」かもしれません。

あるいは、「周りに注意を向けるのが苦手」な場合は、「1つの事に集中する能力が高い」のかもしれません。

他にも、「接客が苦手」だと言う人は、「対人でない業務」であれば、円滑に働けるかもしれません。

とにかく、自分が苦手だと思っており、今の仕事と合っていないのでは?と考えている方は、別の角度で考えてみるのもよいのではないかと思います。

ひょっとしたら、今の部署が合っていなだけかもしれないので、部署移動しただけで、思わぬ才能を開花させる可能性もあるわけです。

まずは、いろんな角度から物事を見ることをしてみて下さい。

長所を伸ばしたほうが賢明

苦手克服に時間をとられていると、自分の良い部分(長所)を伸ばす時間が削られてしまいます。

そもそも、苦手な部分を直そうとしても、簡単に直るものではありません。

長期間、苦手克服を試みていると、嫌になってきませんか?

苦手なことをやり続けると、脳のほうが、防御反応を示してしまうのです。

苦手なことに取り組むのは最低限にして、得意な事に時間をかけましょう。

自分の長所を伸ばすことに取り組んでいると、楽しいですよね?

楽しいと感じるということは、脳内でドーパミンというご褒美ホルモンが分泌されていることを意味します。

このホルモンは、人に快楽を与えてくれます。つまり、もっと欲しいと思うため、次も同じ行動をとろうとします。

これが、「良い循環」となり、長所をさらに伸ばす行動につながら、あなた自身を成長させることに繋がっていきます。

長所が伸びるという事は、周りから見ても、「あの人は、この部分はすごい抜き出ているな」という評価をもらう事になります。

つまり、多少の悪い所をカバーできるくらいには、周りから「この分野では絶対に負けない人」という安定した地位を築くことができるのです。

苦手克服に時間を使うよりは、長所を伸ばしたほうが賢明だと言えます。

苦手克服は最低限レベルまで引き上げる

苦手克服は、社会人として最低限レベルまで引き上げましょう。

苦手な部分でも、「社会人として、それはどうなの?」と言われるレベルはマズイです。

常識の範囲内で、最低限のレベルまで引き上げましょう。

これは、周りの同僚や上司から注意を受けるはずです。注意してくれるうちに直しましょう。

日本は、海外と比べて、ビジネス書籍が充実していると言われています。

もし、自分の直したほうがいい点(社会人として最低源のレベル)を指摘されたら、その分野の書籍を購入して勉強しましょう。

それでも、上手くいかない場合は、同僚や上司に相談しましょう。

自分では気がつかなかった直し方を教えてくれるかもしれません。

得意を強化することで、苦手が引き上げられる可能性

自分の得意な事を強化していく上で、苦手な部分も一緒に引き上げられる可能性もあります。

これは、人によっては、学校の勉強で体験してみえる方もいるかもしれません。

得意科目の勉強をしていたら、自然と他の苦手科目の点数が上がったという経験はありませんか?

これは、得意科目の勉強をしていく上で、学習の効率化が行われた可能性があります。

要するに「覚え方」をマスターしたのです。「こうすると、覚えやすい」ということを無意識に体得したのです。

それが、自然と、他の科目でも無意識に行うようになり、気がついたら、苦手な分野の点数も上がっていたということに繋がるのです。

苦手な分野を放置しておいても、気がついたら、レベルが引きあがっている可能性もあります。

苦手な部分を最低限のレベルまで引き上げたら、得意分野に注力しても良いかもしれません。

コメント