チームの雰囲気は良いのに仕事の成果が上がらない理由

あなたの職場のチームの雰囲気は良いですか?

仕事をしていく上で、チームワークの良さは、とても大切なことです。

しかし、チームワークは良いはずなのに、仕事の成果が上がらないということはありませんか?

いくら雰囲気がよくても、結果が伴わなければ、上層部から嫌味の1つも言われるかもしれませんね。

あなたが、中間管理職であれば、頭を悩ましてしまうかもしれません。

今回は、「チームの雰囲気は良いのに仕事の成果が上がらない理由」について書いていきます。

目標に向けての意思統一が図れているか?

まずはじめに、成果が上がらない理由の1つに、「目標に向けての意思統一が図れているか?」があります。

仕事をしていく上で、目標設定は、大切です。しかし、その目標設定に問題があると、チームは空中分解してしまいます。

例えば、「今月の売り上げ目標は100万円」だとします。

さて、チームはどうなるでしょうか?

おそらく、この目標に向かって、みんなバラバラの行動をし始めます。「目標100万円」というだけで、何をしたらいいのか分かりません。

つまり、「目標100万円」のために、「具体的に何をしたらいいか?」が大切になるのです。

チームとしての雰囲気は良いのに、みんながバラバラの行動をしては、とてももったいないです。

みんなが、同じ方向を向いて働けなければ、「目標100万円」は達成できません。

曖昧な指示を出さず、しっかりと「何をするべきか?」を話し合ってから、行動していきましょう。

雰囲気を大切にしすぎていないか?

次に、成果が上がらない理由の1つに、「雰囲気を大切にしすぎていないか?」があります。

雰囲気が良い職場は、居心地が良いですよね。その環境に慣れたら、ずっとそこにいたいものです。

言い方を変えると、「みんな仲良しだから、ケンカになりそうな事は避けたい」という心理が働いているかもしれません。

プロジェクトで、反対意見があったとしても、「雰囲気が悪くなるといけないから」と、遠慮してしまうような状況です。

良い成果を得るには、意見のぶつけ合いが欠かせません。

しかし、「自分は、こう思うけど、まぁ、いいか」というような人が、チーム内の大半になったら、どうなるでしょうか?

間違いなく、中途半端な結果しか出せません。

「チームワーク」と「仲良しチーム」は、全く別物です。

つまり、雰囲気が良いだけでは、成果は上がらないのです。

心理的安全性の高いチームワーク

「チームワーク」と「仲良しチーム」は、全く別物です。

仕事の成果をあげたければ、「チームワーク」を高めていく必要があります。

「心理的安全性」という言葉を聞いたことがありますか?

心理的安全性の高いチームとは、「相手の事を尊重し、自分の意見もしっかり言える」チームのことを言います。

チームメンバーが変な事を言ったとしても、それを否定してはいけません。そんな意見もあるのだなと受け入れる姿勢が大切です。

また、その意見も別の視点から見ることができないかを検討することも大切になります。

もし、意見を否定してしまえば、それ以降、相手は意見を何も言わなくなります。萎縮した雰囲気になってしまいます。

心理的安全性の高いチームは、仕事の成果を上げることができるチームとなります。

心理的安全性について、もう少し詳しく知りたいという方は、下記の本を読んでみて下さい。

本質的な課題に取り組んでいるか

チームワークもいいし、目標にむけて具体的な行動もしているのに、成果が上がらない。

そんな時は、「本質的な課題」を間違えている可能性があります。

「本質的な課題」とは、そもそものゴール地点に向けての行動を間違えているということです。

例えば、「新商品のスポーツ飲料を売りたい」とします。

このスポーツ飲料を、美術館で販売したらどうなるでしょうか?

おそらく、ほとんど売れないですよね。

分かりやすく、とんちんかんな場所にしてみましたが、あなたならどうしますか?

「スポーツジム」「スーパー」「高校や大学の近く」など、いろいろ候補が出てくると思います。

場所が良いのに売れない場合は、「価格の設定」に問題があるかもしれません。

学生の多い街では、なるべく安価なものが選ばれるはずです。客視点で考えられないと、商品は売れないのです。

このようにして、「売れない理由」を正確に突き止めないと、売れません。

これが、仕事の成果を上げる上で大切なことです。

チームワークは良いのに、成果が上がらない場合は、一度、「本質的な課題」を検討してみましょう。

「本質的な課題」の見つけ方について、もう少し学びたいという方は、下記の本をお勧めします。

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