時間を守れない部下を直す方法

あなたの職場に、時間を守れない部下はいませんか?

「出勤時刻に遅れてくる」「飲み会の約束時間に遅れてくる」「締め切りを守れない」など。

社会人として、時間を守るのは当然のことなのですが、意外とソレができない大人がいるものなのです。

そのような部下を許していては、他の社員に示しがつきません。

しかし、いくら注意しても、部下が時間を守ることはありません。いくら注意しても、反省しないと、イライラしますよね。

今回は、「時間を守れない部下を直す方法」について書いていきます。

そもそも、なぜ時間が守れないのか?

そもそも、なぜ時間を守ることができないのでしょうか?

「時間を守る」のは、社会人として、基本中の基本です。

一般常識ではあるのですが、残念ながら、時間を守らない人にとっては、「常識」ではないのです。

おそらく、子供の頃から、「時間は守らなくても大丈夫」なような立ち振る舞いをしてきたはずです。

こんな反応をすれば、周りは許してくれるというのを、感覚でつかんでいるのです。

時間に遅れてくる部下の周りの反応を、よく見て下さい。

「あーまたか。」「〇〇さんなら、仕方ないよね。」「おっ!今日は、5分しか遅刻してないじゃん!」などの発言が出ていると思います。

「時間を守らなくても大丈夫なキャラクター」として定着しているはずです。

社内だけであれば、内々で済むので構いません。しかし、社外の人間となった場合は、話は別です。

部下のスキル全開で、「君なら仕方ないね」と、笑って許してくれる心が広い人もいるかもしれません。

しかし、「お前の会社の教育はどうなってるんだ!」と、激怒する人もいると思います。

場合によっては、会社そのものと取り引きが破綻してしまう大問題にも発展しかねません。

何としても、時間を守るクセをつけさせたいものですよね。

人の振りみて我が振り直せ

「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があります。

時間を守れない人間には、これと同じことをしてみましょう。

つまり、時間を守れない者同士で、チームを組むのです。そんなに時間守れない人間は多くないという方は、ペアでも構いません。

とにかく、お互いに時間がルーズな者同士を、一緒に働かせることが大切です。

仕事をしている時間が長くなれば長くなるほど、お互いに、「居てもらわなくていけない時に、相手がいない」という場面が頻回に出てくるはずです。

早く、仕事したいのに、相手がいないから進まない!と、イライラするはずです。

ここで、気づくはずです。

「自分が時間を守らない」ということは、「相手の時間を奪っている」ということにです。

自分は、「今まで、周りに迷惑をかけていたのか」と自覚してくれれば、こちらの思うツボです。

気がついたら、お互いに時間を守るようになっていくかもしれません。

大切なのは、「自分で気づかせること」です。

多くの人から、注意を受けていたことが、自覚次第で、簡単に直る可能性があります。

重要な仕事から外すのは最終手段

時間を守らない者同士で、働かせても、全く改善しない人間もいます。

おそらく、発達障害タイプである可能性があります。

「人の気持ちが分からない」「注意力散漫で、物事の順番が決められない」という特性が出ているはずです。

そのような場合は、仕方がありません。

重要な仕事からは、外れてもらいましょう。

何も説明せずに、いきなり仕事から外してしまうと、パワハラなどと訴えられかねません。

当事者には、必ず理由を説明しましょう。

「時間を守れない事で、他人の時間を奪っている事」「社外で時間を守らない場合は、大問題に発展する可能性があること」「会社に損失を与えていること」などです。

理解してもらえれば良いですが、理解してもらえない場合もあると思います。

そんな時は、時間制限のない、社外と関りのない重要な仕事を任せることで、納得してもらいましょう。

上司にできるのは、きっかけ作りだけ

時間を守る事ができない部下は、自分の事を悪いと思っていません。

そのため、いくら注意したところで、変わることはありません。

悪いと思っていないことを、直すはずがないからです。

上司として、できることは、「直そう」と思う「きっかけ」を作ってあげることだけです。

それでも、直らないようであれば、諦めるしかありません。

とにかく、会社への被害を最小限に留めることが、あなたにできることです。

時間を守れない部下に、時間をとられるのは、もったいないです。他の事に、注力したほうが、会社の利益にもなると思います。

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