上司にも様々な方がいますが、稀に人の話を聞かない上司がいます。
自分の要件だけ一方的に伝えて、部下の話を全く聞かない。部下としては、たまったものではありません。
このような上司には、どのように対応したら良いのでしょうか?
今回は、「人の話を聞かない上司への対応の仕方」について書いていきます。
そもそも、なぜ人の話を聞かないのか?
人の話を聞かない人の特徴としては大きく分けて4パターンあります。
①自分に余裕がない場合
②自分の考えが一番だと思っている
③他人を信用していない、バカにしている
④上司が発達障害
①②の場合は、対応次第で何とかなりそうです。しかし、③と④は、なかなか厄介です。というより、部署移動や転職を検討されたほうが良いと言えます。
自分に余裕がない上司
自分に余裕がないと、周りの部下にも目が配れないものです。
全ての仕事を完ぺきにこなさなければいけないと思っている、真面目な上司が、このパターンです。
元々、生真面目な性格であるため、部下からのアプローチ次第では、素敵な上司に変貌する可能性があります。
余裕がない(仕事が忙しい)ということで、手伝えば良いかというと、そうではありません。
生真面目すぎるがゆえに、余った時間で、手元にある仕事に対して100%取り組もうとします。
そんな上司にできることは、いかに肩の力を抜かせるかがポイントになります。
仕事は、ほどほどに肩の力を抜いて
基本的に、仕事は70%程度の精度で良いと言われています。
自分の中で、100%の完成度だと思っても、他人から見たら、70%程度の出来だと思われるそうです。
つまり、どれだけ努力しようが、100%にはならないのです。
もし、精度を上げたいのであれば、リレー形式での仕事が良いと言われています。
1人目が70%の仕事をして、2人目に渡す。2人目も貰った仕事を70%の力で加えて3人目に渡す。
このように、全員が1つの仕事を70%の仕事をして、次の人に渡すことで、100%に近い仕事になっていくと言われています。
このやり方が良いと言っても、そもそも上司が聞く耳を持っていなければ意味がありません。
では、どうやって上司に聞いてもらえばいいのでしょうか?
ここからは、私自身の経験も混じっています。
上司の相談相手になる
上司に話を聞いて欲しい場合、あなた自身が、上司の相談相手になる必要があります。
しかし、前提として、あなた自身が、かなり勉強する必要があります。私自身、1か月で15冊以上の本を読みます。
そこまで読む必要はないかもしれませんが、少なくとも1か月で5冊以上のビジネス書籍は読んだ方が良いと思います。
ある程度、知識が溜まったら、最初のうちは、軽いジャブを打っていきます。
仕事や生活上の、お役立ち情報を、ひとこと、ふたこと、上から目線にならないように、ポロっと話ていきます。
ここで大切なのは、仕事だけでなく、生活でも役立つ情報も混じっているということです。
それが積み重なっていくと、上司のほうから、自然と話しにやってきます。
あなた自身が、上司の中で、「自分の持っていない知識を持っている人」という位置づけになってくるのです。
相談に来てくれるようになれば、自然と自分の意見も言いやすくなります。
Win-Winの関係を目指す事が大切になります。
上司の身体を心配する
自分の事を労わってくれる人に対し、人は悪い感情を持ちません。
労りの声をかけつつ、たまには、栄養ドリンクなどの差し入れをしても良いと思います。
返報性の原理と言って、人はもらった物を返さなければいけないという心理が働きます。
どれだけ忙しい人でも、返すために、何かアクションを起こすはずです。
あとは、あなたの事を心配している。何でも、仕事の愚痴などを聞きますよというスタンスでいて下さい。
基本的には、最初は愚痴等を聞くスタンスを持ちます。上司が、あなたを話し相手と認識するまで、自分の意見を言うのは控えましょう。
ある程度、関係を構築できたら、無理のない範囲で、自分の意見も聞いて欲しいと内容を話していきます。
改善が難しい場合は諦める
どうしても、上司との関係構築が難しい場合は諦めましょう。
人間相性もあるので、仕方がありません。
部署移動ができれば良いのですが、それが叶わない場合もあると思います。
そんな時は、思い切って転職をしてみるのも良いかもしれません。
昔は、転職は悪いイメージがあったかもしれません。しかし、現在は、転職することは良いイメージになってきています。
自分の価値を高めるためにも、転職することも選択肢に入れても良いのではないかと思います。
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