あなたの上司が発達障害?そんな可能性もあるかもしれません。
発達障害には、大きく分けると「注意欠陥多動性障害」「自閉症」「学習障害」があります。
1つの場合もあれば、混合型の場合もあります。
どの症状であったとしても、仕事を一緒に取り組んでいく上では大変になります。
どのようにしたら、上手く付き合っていけるのでしょうか?
今回は、「上司が発達障害であった場合の対処法」について書いていきます。
自閉症の疑いがある場合
自閉症タイプだと、「人付き合いが上手くない」「自分のペースを乱されるのを嫌がる」という特性がある可能性があります。
そもそもコミュニケーション自体が苦手で、人間構築ができないケースが多いと思います。
できる対処法としては、「距離を持って接する」「上司のルールを守る」という事しかできないと思います。
あなたの考えを主張するというのは却下される可能性が高いです。
毎日、決まった動きをすることにストレスを感じない人は、上手くやっていけるかもしれません。
もし、臨機応変さのない上司に、イライラするのであれば、その職場にいることは困難かと思います。
部署移動もしくは、転職を検討しましょう。
少なくとも、上司をどうにかしようと思ってはいけません。そもそも、特性からして、困難なのです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)がある場合
ADHDタイプだと、「ミスが多い」「基本的には集中力がない」「1つの事に集中し始めると異常な集中力を発揮する」「書類が散乱している」などの特性が現れます。
おそらく、上司の発達障害のタイプとして多いのは、このタイプではないかと思います。
このタイプの厄介な点は、「上層部からの連絡を止めてしまう」「言う事がコロコロ変わる」などだと思います。
部下としては、頻繁に振り回される事になるため、たまったものではありません。
発達障害の程度にもよると思いますが、あまりにもひどい場合は、こちらの肉体や精神が壊れかねません。
本来なら、ADHDのための治療を受けるのが良いのですが、上司に対して、受診を勧めることは困難です。
部署移動や転職を検討することが最良の方法とも言えます。
可能な限りサポートする
症状が軽症の場合は、周りがサポートするしかありません。
・常に散らかっているのであれば、定期的に掃除をしてあげる(もちろん、本人の許可をとって)
・集中力がないのであれば、環境を整えてあげる(物や音が出るものを排除)
・仕事にあれこれ手を出すのであれば、順番を決める。仕事の割り振りを援助する等。
・ミスが多い時は、最終確認を一緒にする。ミスが多そうな仕事を周りが引き受ける。
仕事の内容によって、サポート内容が変わりますが、臨機応変に対応するしかありません。
もし、上司自体が悩んでいるのであれば、直接、業務内容の割り振りについて相談してもよいかもしれません。
上司なのに、なんで手伝わなければいけないのか?逆じゃない?
そもそも、上司という立場にいるのに、なんで手伝わなければいけないのか?部下をサポートする立場じゃないのか?
そんな意見もあると思います。確かに、部下という立場にいれば、むしろ手伝ってほしいですよね。
しかし、完璧な上司はいません。人間ですから、発達障害の有無に関わらず、どこかに欠点はあるものです。
お互いに支えあって生きていくのが人間社会です。
完璧じゃない上司を支えているあなたを、必ず誰かが見てくれているはずです。
仮に誰も見てくれていなくても、人をサポートする能力が高まっていくはずです。
それは、あなたの市場価値を高めることにも繋がるので、損することはありません。
愚痴を言いたくなることもあるかもしれませんが、自分自身が成長しているのだと考えて上司を支えてあげませんか?
上司に耐えられない
どうしても、上司に耐えられない場合は、転職を検討しましょう。
身体や精神をおかしくしてまで働く必要はありません。
日本には、数えきれないくらいの企業があります。わざわざ、その会社に留まる必要はないのです。
完璧ではないけれど、ストレス少なく働ける職場に巡り会えるはずです。
転職は大変というイメージがあります。これも、違った自分を見つけることができるチャンスだと思えば、楽しく転職活動ができるかもしれませんね。
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