あなたは、職場の部下から嫌われていませんか?
上司と部下の関係上仕方がないと思っているなら、大間違いです。
上司と部下の関係であっても、仲良く働いている人もいますし、場合によっては、友達のような関係の人もいます。
どうせ働くのであれば、ギスギスした関係よりも、フレンドリーな職場のほうがストレスなく働くことができます。
では、どうしたら部下から嫌われることなく働くことができるのでしょうか?
それには、まず、嫌われている理由を把握する必要があります。
今回は、「部下から嫌われる上司の特徴」について書いていきます。
読むのは辛いかもしれませんが、より良い上司になりたいと思った人は、ぜひ上司として成長するために読んでみて下さい。
部下の話を聞いていない
まず、部下から嫌われる人の特徴としてあげられるのが、「部下の話を聞いていない」上司です。
中間管理職は、とても忙しいです。それは、部下も理解しています。
しかし、だからと言って、部下たちの話を聞かなくてもいい理由にはなりません。
仕事上の悩みだけでなく、プライベートでも困っていることがあるかもしれません。
そんな時に、「忙しいから」を理由に、話を聞かないと、「この上司はダメだ」と思われます。
そもそも、仕事でコミュニケーションは欠かせません。
そのコミュニケーションを放棄している時点で、仕事が上手く回っているとは考えにくいです。
つまり、「とても働きにくい職場」になっている可能性があります。
「あの人の元では働きたくない」「他の部署にいきたい」などで済めばいいですが、最悪、部下から「退職願い」を出されかねません。
どんなに忙しくても、部下の話を聞く時間だけは持つように心がけたほうが賢明な上司だと言えます。
俺流アドバイスをする
次に、嫌われる上司の特徴としてあげられるのが、「俺流アドバイスをする」上司です。
部下が悩みを相談してきた時に、「こうすればいい」「ああすればいい」とアドバイスしていませんか?
「部下の悩みを解決して、一件落着!」と思っていたら、実は、部下がストレスをため込む原因になっている可能性があるのです。
もちろん、悩み事が解決する場合もあると思います。そんな時は、部下から「先日の件、解決しました。ありがとうございました」とお礼を言ってくれるかもしれません。
しかし、お礼を言われない場合は、「見当違いなアドバイス」をしている可能性があります。
例えば、「仕事上の悩み」に対し、「俺は、こういうやり方をして上手くいったよ」とアドバイスしたとします。
しかし、それは「自分が上手くいった方法」であり、「他人も上手くいく方法」だとは限らないのです。
よかれと思って、「俺流アドバイス」を部下にし続ける上司は嫌われます。
陰では、「あの人は優秀だから、それができるんだよ。俺達には無理だよ」などと、愚痴を言われている可能性があります。
そして、「早く上司変わってくれないかな」などと思われているかもしれません。
大切なのは、部下の悩みを聞きながら、「一緒に解決方法を考える事」です。
その解決方法が、上手くいかなくてもいいのです。上手くいかなかった時は、別の方法を検討すればいいのです。
一緒に悩み事の解決方法を考えるだけで、「この上司に相談して良かった」と親近感を持ってくれるはずです。
間違っても、「俺流アドバイス」を押し付けるのはやめたほうがいいと言えます。
高圧的な態度をとる
次に嫌われるのが、「高圧的な態度をとる」上司です。
高圧的な態度なんかとっていないという意見もあるかもしれません。しかし、相手がそう思えば、高圧的な態度になります。
例えば、「この仕事を今日中にやってくれ」「君は、ここが欠点だ。直しなさい。」など、一見、上司から部下への普通に思える発言も高圧的だと言えます。
「この仕事を今日中にやってくれ」も、部下の都合を考えない発言ですよね?
大切なのは、「部下の都合を考えること」です。
「今、忙しいかな?こういうの君は得意だから、お願いできるとありがたいんだけど?」
このような頼み方(仕事の振り方)をするだけで、印象は全然変わってきます。
「この作業は君が得意」と伝えるだけで、「自分の事をしっかり見て、評価してくれている」と相手も感じるはずです。
また、「君は、ここが欠点だ。直しなさい」というのも言ってはいけないセリフの1つです。
そもそも、欠点のない人間などいません。人間ですから、良い所もあれば、悪い所もあります。
簡単に欠点が直れば人間苦労しません。欠点直しに時間をかけるぐらいなら、長所を伸ばしたほうが、余程建設的です。
そもそも、上司であるあなたも欠点があるはずです。というより、高圧的な態度をとっている事自体が欠点です。
部下の長所を褒めることが、上司として大切なことだと言えます。
高圧的な態度や発言をしていないか、一度、自分自身を見つめ直してみることが大切だと言えます。
まとめ
部下に嫌われているという自覚があるのであれば、自分自身を見つめ直しましょう。
中間管理職は、嫌われるのが当たり前ではありません。
「この人のために働きたい」「この人の元で働きたい」と言ってもらえる上司が、最高の上司だと言えます。
嫌われている理由に向き合うのは、非常に辛い事です。
しかし、そこに向き合えた時、本当に良い上司になることができるのだと思います。
コメント