理学療法士の転職活動の注意点と避けた方がよい会社

理学療法士の方で、転職しようと考えている方向けの記事です。

転職の前に、本当に転職するべきか迷ってみえる方は、「理学療法士を辞めたいと考えた時に読む 転職思考法」を、先にお読みください。その上で、転職しようと決意した方は、本記事をお読みください。

転職の理由は何ですか?

あなたの転職の理由は何でしょうか?理由によって、次に選ぶべき職場が変わってきます。

・給料が安い?もっと欲しい?

・昇進?キャリアアップが望めない?自分を正当に評価してくれない?

・会社内の雰囲気が悪い?人間関係?尊敬できる人がいない?

・肉体的、精神的につらい?労働環境に不満?

・スキルアップしたい?自分の市場価値を高めたい

・リハビリの仕事、会社の先行きが不安?

給料面を重視した時の注意点

★給料面を重視した時は、職場環境に悪化に注意です。

気をつけたいのが、長時間労働させられる。理学療法士以外の仕事が多いなどです。

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、給料面だけでなく、業務面も必ず確認が必要です。

自分を正当に評価してくれない

★次に移る職場でも評価されるとは限らない

自己評価と他己評価は異なると言われています。

例えば、自分は100%の仕事の出来だと思っていても、周りの職員からは70%くらいの出来と思われていることがあります。

自分の感覚から、「評価の引き算」をしたほうが、より正確な値が出ます。あまり、自分を過信しないほうが、自分のためになります。

人間関係の問題

★人間関係は、どこの職場でも問題が起こる可能性が高い

完ぺきな職場はありません。必ず合わない人がいるものです。肉体的・精神的におかしくなりそうであれば、辞めた方がいいです。しかし、職を転々とするのも嫌ですよね。苦手な人や嫌な人と上手に付き合う方法を習得するのも大切なことです。本ブログでも人間関係を円滑にする方法について書いています。「対人関係のストレスを解消したい 人間関係をスムーズにする対処法

労働環境に不満

★うつ症状など、身体に異変が生じているのであれば、今すぐに辞めるべきです。

長時間労働や理学療法士以外の業務など労働環境に関する不満。毎日、不満を感じながら働いているのであれば、転職を検討しましょう。ストレスの蓄積は病気のリスクを高めます。また、寿命を縮める可能性があります。仕事に健康を奪われるぐらいならやめましょう。

過酷な状況で働いているあなたなら、転職先では、かなり楽をできると思います。ぜひ、今よりも好条件の職場を探してみましょう。

スキルアップしたい

★転職する上では、この上なく素晴らしい考え方です。

現在の職場で学ぶことがない。もしくは、成長が鈍化している。そう感じているのであれば、どうすれば次のステップアップにつながるのかを考えなければいけません。病院勤務であれば、デイサービスなどの介護分野へ転職するというのも良いと思います。臨床を離れて、教員などになるというのも良いかもしれません。

様々なパターンがあるので、ぜひ、ご自身にあったスキルアップの道を模索してみて下さい。何をしたらいいのか分からない方は、副業から初めてみるのも良いかもしれません。副業の選び方については、本ブログでも紹介しています。「副業を考える理学療法士の方におすすめの副業の選び方

リハビリの仕事、会社の先行きが不安

★未来は分かりません!分からないことを考えるより、できる事を取り組むべきです

先に厳しいことを言うと、リハビリの給料は上がる事はないと思います。先行きが不安になる方もいるでしょう。しかし、これはどの業種でも言えることだと思います。未来は分からないものです。理学療法士の将来的な展望としての記事も書いています。「AIの発展で理学療法士の職域がヤバい?これから起きそうな将来予想

転職先の選び方(避けた方がよい職場)

転職したい理由と注意点を踏まえた上で、転職先を決めていきます。しかし、実際に就職してみないと、内情が分からない場合が多いです。ここでは、避けた方が良い職場をピックアップしていきたいと思います。そうすることで、良い職場に巡りある可能性があるからです。

避けた方が良い職場① 離職率が高い

離職率が高い職場は、要注意です。見分け方としては、「常に求人を出している」です。

ハローワークにしろ、ネットの転職サイトにしろ、絶えず求人広告が出ている。これは、継続的に見ていく必要があります。人を入れても入れても辞めていってしまう。自転車操業のような職場は、絶対に入ってはいけません。

避けた方が良い職場② 仕事内容の記載が曖昧

求人情報の中に、仕事内容に関する記載があると思います。理学療法士に関する仕事が書かれていれば良いですが、その他の業務が書かれている場合は要注意です。雑務が多く、いろんな仕事をやらされる。残業が多くなり、帰宅時間が遅くなる可能性があります。

逆に、理学療法士以外の、いろんな仕事をしてみたいという方には、良いかもしれません。

避けた方が良い職場③ 基本給が少ない

基本給が少ない。ボーナスは基本給で決まります。資格手当等、様々な手当てで、見た目の給料が底上げされている会社は要注意です。ボーナスを抑えたいということは、社員が頑張って働いても、還元する気がないことを意味しています。そんな会社は、社員を大切に扱ってくれる可能性は低いです。

会社見学は必ずする

求人票で転職先の会社を選別できたら、必ず見学にいきましょう。見学に行った際の、みておくべきポイントは、「理学療法士が転職検討先の会社見学でチェックしておくきいポイント」で書いています。

求人票の内容と相違がないか、しっかり見て、聞いてきてください。できれば、管理職以外の職員にも、話を聞くことができたらベストです。

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