手柄を横取りする上司への対処法と思考法

一生懸命取り組んできた仕事の手柄を、上司に横取りされた経験はありますか?

広い世の中、そんな上司がいたりするものです。悔しくて、腹が立ちますよね。

今回は、「手柄を横取りする上司への対処法と思考法」について書いていきます。

手柄を横取りされないために

手柄の横取りを経験されたら要注意です。1度あることは、何度もあります。

何回も手柄を横取りされたら嫌になってしまいますよね。

仕事の内容にもよりますが、手柄を横取りされるというのは、結果を横取りされるということです。

「手柄」=「結果」です。

つまり、どうあがいても、上司という中間管理職がいる以上、最後の最後に結果だけもっていかれてしまうということになります。

そこで、大切なのは、「過程の記録」です。

過程の記録

「過程の記録」とは、プロジェクトのプロセスの細かい詳細のことです。

この時、むかつくからと言って、上司の名前を外してはいけません。

上司という立場上、必ず「お伺い」を立てた記録が必要です。もし、何をしない上司であったとしても、「上司への進捗状況の報告」の記載はしておくべきです。

上司に確認をとりながら、「同僚Aと同僚Bと〇〇を行った」「開発チームAと連携をとりながら、〇〇をした結果、〇〇になった」など、細かく書いていきます。

ちゃんとした上層部がいれば、現場レベルの頑張りを、しっかり見てくれるはずです。

上司には過程が分からない

上司に手柄を持っていかれたからといって、悲観することはありません。

それは、仮に結果を横取りされたとしても、上司には、過程が分からないからです。

つまり、上司というリーダーシップをとる立場にありながら、「現場がどのように動いていたのか分からない」ということになります。

これは、チーム(部下)が変わった時に、同じ結果を残すことができないことを意味します。

つまり、あなたが転職などをしてチームから抜けた途端、結果を出せなくなってしまうということです。

この時、上司がポンコツであることに、初めて上層部が気づくということになるのです。

手柄を横取りされたからと言って、あなたにマイナスにはならないですし、むしろ上司にとっては、マイナス要素が高いということになります。

手柄はとられても、自分の成長まではとられない

プロジェクトが成功するにしても、失敗するにしても、それは自分の中の経験値として溜まることになります。

仮に、上司に手柄をとられたとしても、自分の中の経験値まではとられません。

また、陣頭指揮をとっていなかった上司には、経験値はたまりません。結果だけ手に入れても人間として成長できていないのです。

これは、その瞬間はよくても、人生を長い目で見ると差は大きくなります。

経験値を積めば積んだほど、将来的な成功は大きくなるのです。

だから、手柄をとられたとしても、上司より成長できたと考えましょう。

横取り上司を放置しておくような会社は辞めよう

経験値を積んで、自己成長できたと思っていても、何度も横取りされるのは面白くありませんよね。

普通であれば、上層部もおかしい事に気がつきそうなものですが、現実は上手くいかないものです。

そもそも、そんな人間性に問題のある上司を中間管理職に据えておくような会社です。

しっかりとした人事評価が、できていない時点で、その会社の成長性は限界があると言えます。

その会社で昇進を目指すよりは、他の会社で自分の才能を生かしたほうが良いと思います。

自分が培ってきた経験を糧に、しっかりと自分を評価してくれる新たな転職先を探し求めても良いのではないでしょうか?

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