あなたの職場に、ポンコツ上司はいますか?
あまりのポンコツぶりに嫌気がさして、仕事を辞めたくなってしまうかもしれませんね。
しかし、ポンコツな上司からでも、学べることはあるかもしれません。
今回は、「ポンコツ上司から何を学べるのか」について書いていきます。
なぜ上司なのにポンコツなのか
そもそも、なぜ上司という立場なのに、ポンコツなのでしょうか?
ポンコツ上司の特徴については、「なぜポンコツ上司は存在するのか?」を確認して下さい。
ポンコツ上司が、どの種類なのかにもよりますが、どの種類であっても、学べることはあります。
では、どのような部分を学んでいけばよいのでしょうか?
それは、「反面教師」として学ばせてもらうのです。
ポンコツであるほど良い反面教師
反面教師とは、その人の悪い点を学び、自分はそうならないようにすることを言います。
つまり、相手が、なぜポンコツなのかを、しっかり観察する必要があるのです。
まずは、ポンコツである理由を、細かく書き出していきましょう。
そして、自分に当てはまっているものがないかを見ていきましょう。当てはまるものがあれば、改善していきましょう。
ちなみに、自己評価と他己評価は異なる場合があります。
できれば、家族や知人に、自分の良い点や悪い点を指摘してもらいましょう。
自分では、気がつかなかったことに気づく機会になります。
自分の価値を上げたいと考えているのであれば、ぜひ、勇気を出して周りの人に自分の評価を聞いてみて下さい。
中間管理職は結構大変
中間管理職というのは、やってみると分かるのですが、結構辛い立場なのです。
下からの不満を上手に上層部に届け、上からの無理難題を部下たちに上手に話さなければいけない。
サンドウィッチ状態になり、精神的にも辛いものなのです。
優秀な社員であっても、中間管理職になった途端に、思ったほどの上司にならないケースもあります。
それは、「現場の働き」と「管理業務」は、全く別物だからです。
会社側が、適材適所を選べる評価制度を導入できていれば、よいのですが、感覚で選んでいる会社も多いと思います。
逆に言えば、こういうタイプの人間は、上司に向いていると思ったけど、意外と違うんだなということが分かるのです。
周りで管理職に抜擢されたけど、思っていたのと違うと思えば、自分はその人の、そういう風にはなりたくないなという部分を勉強しましょう。
職場の雰囲気は上司で決まる
職場の雰囲気というのは、上司次第で、だいぶ変わります。
横暴な上司であれば、委縮した職場になります。
いい加減な上司であれば、いい加減な職場になります。
物事をきっちり進める上司であれば、きっちり仕事をこなしますが、気の抜けない職場になるかもしれません。
職場の雰囲気が悪いのだとしたら、ポンコツ上司の何が原因なのでしょうか?
部下に対する態度なのか、声掛けなのか、取り組む姿勢なのか?
ポンコツ上司をよく観察しましょう。
もし、職場の雰囲気を悪くしている要因があれば、自分は同じ事をしてはいけないと肝に命じましょう。
雰囲気を悪くしている原因が、自分の介入で直せそうであれば、試みてみましょう。
職場の雰囲気を改善できれば、それはあなたにとっても、良い経験になるはずです。
完璧な人間はいない
どんな上司であっても、いい点もあれば悪い点もあります。
完璧な上司というのは、なかなか巡り合うことはありません。欠点は誰にでもあるものです。
あなたが、ポンコツ上司だと思っている人も、ひょっとしたら、悪い所ばかりでなく、良い点もあるかもしれません。
相手の事を「悪い」と思っていると、どんどん悪く見えてくるものです。
思い込みを捨てて、一度、相手の「良い点」も探してみましょう。
良い所探しは、あなた自身が中間管理職の立場になった時に、とても役に立ちます。
ドジばかりする部下を叱りつけても、委縮してしまい、どんどん仕事ができなくなってしまう可能性があります。
しかし、ドジをする部下の良い点を褒めてあげれば、それをきっかけに成長するかもしれません。
いわゆる、褒めて伸ばす(成長させる)というやり方です。
ポンコツな上司でも良い点を見つけて、相手に伝えるだけで、変わってくる可能性も1%くらいはあるかもしれません。
将来の自分のためにも、相手の良い所探しは、日頃から練習してみてもよいのではないかと思います。
まとめ
ポンコツ上司だと、仕事を辞めたくなってしまうかもしれませんが、すぐに辞めるのはもったいないです。
ポンコツ上司であっても、反面教師として学べる事はあります。
将来、あなた自身が中間管理職や独立した時に、こんな上司は嫌われるんだなということを学ぶきっかけになります。
ぜひ、ポンコツ上司を悪い手本として、学ばせてもらいましょう!
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