お金に執着すると幸せにはなれない理由

あなたは、お金に捕らわれていませんか?

お金は、生活していく上では欠かせないものです。

たくさんあるに越したことはありませんが、お金にこだわり過ぎると大切なものを見失ってしまいます。

毎日のストレスから逃れないのであれば、もっと大切なものに目を向けるべきです。

今回は、「お金に執着すると幸せになれない理由」について書いていきます。

お金は手段であって目的ではない

そもそも「お金」とは何なのでしょうか?

お金がない時代は、物々交換が主流でした。自分が作った物や育てた物を、他人が持っている別の物と交換する。

自分が苦手な事を他人に代わりに行ってもらい、自分の得意なものを提供する。

その場でやりとりしなければいけないため、非常に効率が悪く、価値の違いがあれば、対価を用意するのが大変です。

そこで生み出されたのが「お金」です。世紀の大発明と言っても過言ではありません。

お金は、食べ物を買ったり、光熱費を払ったり、家を建てたり、保険を払ったり、様々な場面で使われています。

つまり、お金は、何かを得るための「手段」なのです。

お金に執着する人は、その点を間違えています。

お金は、あくまで人生を豊かにするための手段であり、目的ではないのです。これは、一番基本的なことなので、しっかりと抑えておく必要があります。

幸せとは?

お金に執着する人は、「幸せ」の意味を間違えているケースが多いです。

そもそも「幸せ」は、大きく分けて2つに分けられます。

「自分だけが幸せ」と「自分も周りも幸せ」の2パターンです。

お金に執着する人は、「自分だけが幸せ」という人が多いのではないでしょうか?

自分が好きな事をやったり、好きな物を買ったりすることで、幸福感を得ようとするタイプです。

もちろん、それを得られた瞬間は、幸福感を得られます。

しかし、すぐに幸福感は消失し、新しい幸せを探し始めるはずです。

例えば、鞄などが分かりやすいでしょうか?

おしゃれな鞄を購入した直後は、とても幸せです。しかし、1,2回使った後は、すぐに他の鞄が欲しくなる人はいませんか?

分かりやすく鞄で例えましたが、自分の趣味に置き換えてみて下さい。

自分だけの幸せを求めている人は、このようなタイプが多いのではないかと思います。

幸福感が持続しない理由

「自分だけが幸せ」の場合は、幸福感が持続しません。

これは体内のホルモンが関係しています。

いきなり、小難しい話になりそうと身構えないで下さい。簡単に説明します。

幸せ感は、「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3つのホルモンが関係します。

「自分だけが幸せ」に感じるのは、「ドーパミン」というホルモンが影響します。

ドーパミンは強力な幸福感を得られる代わりに、持続性がありません。

お金で幸せを得ようとするタイプの人は、このドーパミンに振り回されている可能性が高いです。

そもそも持続性がないので、どれだけお金を使っても、幸せになることはありません。

そのうち、お金を稼ぐことに没頭して、本来の目的を見失ってしまうのではないでしょうか?

自分の軸をしっかり持つこと

お金に振り回されないために、「人生の本来の目的」を明確にしておくことが大切になります。

要するに、「自分の軸」をしっかり持っておけば、お金を無駄使いしたりしなくなります。

さて、質問です。「あなたの人生の軸」は何ですか?

答えられないと言う方は、「人生で後悔しないための大切な「人生の目的」思考」のほうをご覧ください。

あなたの人生の軸が見つかるかもしれません。

お金はあくまで手段

自分の軸が明確になれば、お金の無駄使いもなくなるのではないかと思います。

人間は、「自分だけが幸せ」になるよりも「自分も周りも幸せ」になることのほうが喜びを感じます。

これは、先程の幸せホルモンが関係しています。

ドーパミンは瞬間的な幸福感を得られますが持続性がありません。

「セロトニン」と「オキシトシン」は、持続力が高いと言われています。

これらのホルモンは、他者を幸せにした時に分泌されます。

例えば、道に迷っている高齢者の方がいたとします。

あなたが、目的地まで連れて行ってあげたとします。お礼を言われたとします。

特に、何か物を貰ったわけではないのに、きっとあなたは幸福感を得られるはずです。

「良い事をした」というだけで、幸せ感が得られるのです。

お金を使わなくても、「幸せ」は手に入るのです。

最後に

「お金」で得られる幸せ以外の「幸せ」を探してみましょう。

きっと、今よりも豊な人生を送る事ができるはずです。

お金に執着しているうちは、本当に幸せを見つけられないはずです。

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