あなたは、ストレス解消に、どのような事をしていますか?
スポーツをしたり、映画を観たり、ショッピングをしたり、人によって様々なストレス解消法があります。
しかし、ストレス解消をしているのに、仕事での不満がどんどん蓄積しているという方はいませんか?
おそらく、ストレス発散の仕方が適切でない可能性があります。
今回は、「ストレス解消には、貢献型趣味のほうが良い理由」について書いていきます。
貢献型趣味って何?
まずはじめに、「受動的趣味」と「能動的趣味」は聞いた事がありますか?
受動的趣味とは、自分から積極的に動かなくても、お金を出せば楽しめる趣味のことです。
例えば、映画鑑賞や自宅でネットフリックス、Amazonプライムなどを見ることなどです。
能動的趣味とは、自分から積極的に動いて楽しむ趣味のことです。
例えば、スポーツ全般、音楽活動、ボランティア活動なども入ります。
「貢献型趣味」とは、これら受動的趣味や能動的趣味の中間に位置する趣味だと、私は考えています。
どういうことかというと、自分も楽しんで、かつ周りも楽しむことのできる趣味ということです。
例えば、芸術などが分かりやすいです。
絵や習字、工作など、作成後、誰にも見せず、自分の手元に置いておけば、自分だけが楽しむ趣味です。
これを展覧会に出したりすれば、他の人が楽しむことができます。
読書なども、一見受動的趣味のようにも見えます。確かに、読んでお終いなら受動的趣味です。
しかし、読んだ後、得た知識を他人に還元することで、他の人が喜んでくれるのであれば、貢献型趣味になります。
自分も相手も利益がある「Win-Win」の状態が、貢献型趣味だと言えます。
やり方次第で貢献型趣味になる
前述のとおり、あなたが普段楽しんでいる趣味も、やり方ひとつで貢献型趣味に変わるものです。
映画鑑賞なども、観てお終いであれば受動的趣味になります。
しかし、ブログなどで感想、評論などを書いたとします。映画を観ようか迷っていた人が、それを読んで観に行こうと決意したのなら、他人に貢献したことになります。
「自分の好きな事」を、誰かに発信することで、誰かのタメになる。これが、貢献型趣味です。
大勢集めて講演などしなくてもよいのです。
誰もがネットを使える時代なので、ブログでもいいですし、YouTubeなども活用できます。
自分の楽しい事を発信する事で、一気に貢献型趣味に変わってしまうのです。
個人的には、趣味の発信に、ブログの運営はお勧めです。理由は「ブログを副業としておすすめできる8つの理由」をご覧ください。
貢献型趣味がストレス発散に良い理由
ストレス解消には、以下の2つの点が大切になります。
①ストレスホルモンのコントロール
②幸せホルモンの増加
簡潔に説明していきます。
ストレスホルモンのコントロール
まず、ストレスホルモンですが、コルチゾールが有名です。正確には、ストレス対処ホルモンです。
コルチゾールは、多すぎても少なすぎてもダメです。詳しく説明すると、本1冊分くらいになってしまうので、簡単に説明をします。
コルチゾールは、心拍数を10%以上上げることで消費されます。つまり、運動です。
運動というと抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、スポーツでなくとも、動きを伴った家事などでもOKです。
この時大切なのが、家事などを「運動だ」と意識することです。
普段何気なくしている動作を運動と認識するだけで、効果が得られるという実験データがあります。
同じ事をしていても運動効果が得られるのであれば、ぜひ日頃から、「家事は運動」と意識していきましょう。
しかし、そうは言っても、運動は嫌だという人が多いと思います。
そんな方には、下記の幸せホルモンを増加させる方法のほうが良いかもしれません。
幸せホルモンの増加
幸せホルモンは、「セロトニン、オキシトシン、ドーパミン」が有名です。
特に大切なのがセロトニンとオキシトシンになります。
ドーパミンは、瞬間的な幸福感は得られますが、持続性がありません。それに比べて、セロトニンとオキシトシンは持続性が長いのです。
おそらく、受動的趣味は、ドーパミンの分泌が多いと思われます。
例をあげてみます。好きなブランド物のバッグを買ったり、美味しい食事を食べたとします。
その瞬間は幸せに感じますよね。しかし、しばらくすると、またバッグを買いたくなったり、違う場所のご飯を食べに行きたくなりませんか?
これは、ドーパミンの分泌が低下したことが原因です。
つまり、ドーパミン的な幸福を求めていると、幸せ感にキリがないのです。
その点、セロトニンとオキシトシンは持続性が長いです。これらのホルモンは、能動的趣味や貢献型趣味をしている時のほうが分泌は多くなります。
特に、他人への貢献度が高いほど、オキシトシンの分泌が多くなるため、貢献型趣味のほうが、ストレスが軽減されます。
人生の最後に良かったと思える貢献型趣味
あなたは、人生の最後を想像したことがありますか?
私は仕事柄、人生の終末期に立ち会うことが多いのですが、後悔して死んでいく人と幸せそうに死んでいく人の2通りの方がいます。
なぜこうなるのかについては、「人生の最後に幸せだったと言える人になるためにできること」で解説しています。
貢献型趣味は、「私の人生は幸せだった」と言って死んでいくために必要な条件の1つだと思います。
能動的趣味にしろ、受動的趣味にしろ、やり方次第で貢献型趣味に変えることができます。
あなたの趣味を、人のために役立てみませんか?
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