あなたの職場の上司は、仕事が遅くないですか?
現場の人間はテキパキ仕事をしているのに、上司がのんびりしていると、イライラしますよね。
上司であれば、率先して仕事をけん引してもらいたいところですが、世の中、そうでない上司もいるものです。
そんな上司と働いているとストレスが溜まってしまいます。
今回は、「仕事が遅い上司にイライラしない方法」について書いていきます。
仕事が遅い原因は何か?
そもそも、上司という立場にありながら、どうして現場の部下たちより仕事が遅いのでしょうか?
上司にも様々なタイプがあるのですが、まずありがちなのが、ポンコツ上司タイプです。
なぜポンコツなのに中間管理職になっているのかは、「なぜポンコツ上司は存在するのか?」をご覧ください。
このようなケースは仕方がありません。
ポンコツではないけど、仕事が遅い場合は、脳の処理スピードの低下が原因かもしれません。
そもそも、中間管理職に抜擢されるほどの能力をもっているはずなのです。
仕事が遅いということは、「能力を超えた仕事をしている」か「疲れが溜まっているか」のどちらかです。
能力を超えた仕事をしている
上司の中には、1人で抱え込むタイプの人もいます。
「周りに仕事を振ればいいのに」と思うかもしれませんが、責任感が強いタイプは、それが苦手です。
上司だから、自分が頑張らないとと、空回りしてしまっている可能性があります。
そんな時は、周りから手を差し伸べてあげるしかありません。
「何か手伝いましょうか?」「良かったら、この仕事やりましょうか?」などと声掛けをしましょう。
「部下を頼って下さいね」ということをアピールできれば、いつか仕事を自然に頼んできてくれるかもしれません。
しかし、どれだけ手伝っても、仕事が遅い場合は、違う原因があるかもしれません。
疲れが溜まっている
仕事が遅い原因の1つに、「疲れが溜まっている場合」もあります。
いやいや、自分たちと同じくらいの時間に仕事終わって、同じくらいに出社してるんだけど?と思う人もいるかもしれません。
もちろん、仕事の時間を見ると、同じ労働時間かもしれません。
問題は、プライベートの過ごし方です。
趣味は人それぞれですし、それについて何か口出しする事は、他人にはできません。
しかし、趣味に時間を割きすぎて、睡眠時間が減っていると、脳の機能が著しく低下します。
20歳以上の成人の4割くらいは、睡眠時間が6時間未満になっているというデータがあります。
睡眠時間6時間以下というのは、短時間睡眠者(ショートスリーパー)でないと、脳の機能が維持できません。
ちなみに、ショートスリーパーは、遺伝性です。大半の人は、その遺伝子を持っていません。
睡眠不足になると、ミスも増える上に、同じ作業も時間がかかるようになってしまいます。
上司が仕事が遅い場合は、睡眠不足である可能性があります。「7時間以上寝ていますか?」とさりげなく聞いてみるのもいいかもしれません。
もし、しっかり睡眠がとれていないのであれば、「自己管理不足」です。
ただし、この場合は、本人が直す気がなければ、改善は困難です。
残業代がほしい
最後に、「残業代がほしくて、仕事をノロノロしている」タイプです。
中間管理職となると、30代、40代くらいになります。家のローンや子供の教育費など、お金が必要になる世代です。
残業代がたくさん欲しいという理由で、1時間で終わるような仕事を、2時間くらいかけて行っている可能性があります。
巻き込まれる周りはたまったものではありません。
そんな上司には、副業という方法もあるということを伝えるといいかもしれません。
「本業+副業」のほうが、税金的にも有利なのです。
最後に
仕事が遅い上司は、「遅い理由」があります。
理由が分からないと、人間はイライラするものです。
理由が分かれば、相手のことを理解できるし、場合によっては、対処法もあるかもしれません。
どうしても、対処困難な場合は、イライラする上司の元で継続して働くのは、精神衛生的にもよくないかもしれません。
その場合は、部署移動や転職を検討していきましょう。
ただし、部署移動や転職をしたからと言って、状況が改善しない可能性があることは頭に置いておいてください。
職場を変わったからといって、有能な上司が上につくとは限らないからです。
今後は、別のポンコツ上司が上につく可能性を考えておいたほうがいいです。
人間関係の悩みは、どこの職場に行ってもあるものです。完璧な職場はないと言ってもいいでしょう。
ある程度、人間関係の改善を試みる努力は必要です。その上で、どうしようもないと感じた時だけ、次の事を考えたほうが賢明ではないかと思います。
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