あなたの職場の部下は、しっかり報告・連絡・相談(ホウレンソウ)をすることができていますか?
しっかり行うようにと指導しても、なかなかできない部下もいるものです。
せっかく指導しているのに、その通りに動いてくれないとイライラしますよね。
そのような部下は、どのようにしたら、しっかりホウレンソウをしてくれるのでしょうか?
今回は、「ホウレンソウのできない部下を直す方法」について書いていきます。
そもそも、なぜホウレンソウができないのか?
そもそも、なぜホウレンソウができないのでしょか?
社会人として、ホウレンソウは大切です。基本中の基本です。
しかし、それをしない部下の心の中はどうなっているのでしょうか?
「報告・連絡・相談」別に解説していきます。
報告できない場合
「報告」に関しては、何を報告していいかが分かっていない場合があります。
「何でもいいから報告しろ」などと言えば、頻回に報告しにくることでしょう。
そこで、「そんなことまで、報告しなくていい」などと言えば、部下は大混乱です。
「報告するべき事」と「報告しなくていい事」の基準が分からず、パニックに陥ります。
また、報告しない部下の中には、「こんな事は報告しなくていいよね」と思っている場合があります。
つまり、「報告の基準」は、人それぞれということです。
仕事の内容にもよりますが、報告の基準さえ決めてしまえば、必要最低限な報告はくるようになるかもしれません。
連絡できない場合
「連絡」に関しては、連絡しやすい環境かどうかが問題の場合があります。
まず、上司であるあなたが、いつも忙しそうに、鬼のような形相で働いていたら部下はどう思うでしょうか?
「忙しそうだし、後にするか」などと思ってしまい、連絡するのを忘れてしまうケースもあるかもしれません。
そのような事にならないためにも、仕事中は、少し余裕のある態度で、仕事をする必要があります。
また、「話(連絡)があります」と部下が言ってきた時に、「忙しいから、ちょっと後にしてくれる?」というのも、連絡が上手くいかない原因になります。
「ちょっと後」とは、一体、どれくらい後なのでしょうか?
「ちょっと後」に、自分のほうから、部下に「さっきは何だった?」と話しかけにいけばいいですが、そのまま放置されると部下は困ります。
こういう場合は、「10分後にしてくれる?」などと、明確な時間さえ伝えておけば、部下も安心して話をしにきてくれるはずです。
あとは、部下が連絡内容自体を忘れてしまうケースです。つまり、「メモをとっていない」ケースです。
連絡漏れをしないようにするには、メモが重要となります。
いっそ、口頭での説明はなしで、「メモを(上司の)机に残すよう」にという指示だけで、連絡漏れはなくなるかもしれません。
相談ができない場合
相談ができない場合は、大きく分けて2パターンです。
「相談する必要がない」と思っているか、「何を相談していいか分からない」場合です。
「相談する必要がない」と思っている場合は、自分に自信を持っている部下が多いです。
自信があるのはいい事ですが、取り返しのつかない所まで突き進んで、どうしようもなくなってから、相談にこられた場合は最悪です。
この状態から、どうやって挽回するの?となってしまいます。
このような部下に、進捗状況を報告するように行っても、「順調です」しか返ってこないでしょう。
「順調です」と言われたら、「そうか」としか返しようがありません。
こういった部下には、「詳しい進捗状況の確認」をしなければいけません。
「どういう経過で、どういう状況になっているのか」を確認していくしかありません。
「何を相談していいか分からない」と思っている部下の場合は、声掛けしても、「大丈夫だと思います」しか返ってきません。
そもそも、何が分かって、何が分からないのか、本人自身が分かっていないのです。
先ほどと同様に、「どういう経過で、どういう状態になっているのか」を確認する必要があります。
さらに、「今後、どうしていくつもりなのか?」ということも聞いておいたほうがベストです。
能力以上の仕事をやらせてみる
ホウレンソウができない部下には、ホウレンソウをせざる得ない状況を作り出してしまうのも1つの手です。いわゆる、荒療治です。
つまり、「部下に能力以上の仕事を任せてみる」のです。
能力以上の仕事を任せられた場合、嫌でも相談にやってくるはずです。
しかも、本当にコレでいいの?かと不安になるでしょうから、頻繁に、報告や連絡にくるはずです。
自然と、ホウレンソウをする「きっかけ」を作ってあげるのです。
これで、ホウレンソウができるようになるかもしれません。
ホウレンソウは、人それぞれの基準で
ホウレンソウは、人それぞれの基準になってしまいます。
ある程度、ホウレンソウの基準さえ決まっていれば、部下も動きやすくなります。
また、上司であるあなたが、余裕がないと、部下も話しかけづらくなってしまいます。
できるだけ、ゆとりを持って、仕事をするように心がけて下さい。
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