あなたの職場に、「効率が良いな」と思う部下はいますか?
他の部下よりも、仕事が早く、残業時間が短い。
会社の利益を考えたら、そのような部下が多い方が助かるはずです。
そのような部下は、他の部下と何が違うのでしょうか?何をしているのでしょうか?
今回は、「効率の良い部下は何をしているのか」について書いていきます。
①仮眠をとっている
まずはじめに、「仮眠をとっている」可能性が高いのではないかと思います。
仕事を一生懸命取り組もうとして、昼休みを削ってまで働こうとする人がいます。
しかし、これは、仕事の効率化という面からすると、マイナスです。むしろ、仕事が遅くなります。
「仕事の処理スピード」=「脳の処理スピード」です。
長時間の労働は、脳の処理スピードを低下させます。そのため、適度な休憩が必要になります。
効率の良い部下は、「脳の処理スピードを上げる(改善させる)」ことを重要視しているはずです。
仮眠をとるといっても、無意味に長時間仮眠をとるのは良くありません。
仮眠は、15分前後、長くても30分以内に収めているはずです。
これは、30分を超えるとノンレム睡眠(深い睡眠)に入ってしまい、逆に強い倦怠感に襲われてしまうからです。
効率の良い働きをする部下を、よく観察して下さい。適度な仮眠をとっているはずです。
②同じ作業を長時間していない
次に、仕事中ですが、「同じ作業を長時間していない」可能性が高いのではないかと思います。
これは、前述の「脳の処理スピード」の話と一緒のことです。
人間の集中力には限界があります。同じ作業に取り組めば取り組むほど、脳の機能は低下(疲労)していきます。
そこで、大切なのが「作業の切り替え」です。
違う事をするだけで、新鮮さがあり、脳の疲労が軽減されます。
人によって、集中力には差があるため、一概に何分ごとに作業を変えたほうがいいというのは、言いずらいところがあります。
しかし、一つ言えることがあるとしたら、「ちょっと物足りない」ぐらいで作業を辞めたほうがいいということです。
この「ちょっと物足りない」は、脳の「もっとやりたい」という意欲の維持につながってきます。
「もっとやりたい」と思っていると、作業を再開した時に、すぐに集中して作業に取り組むことができます。
効率の良い部下の行動を観察してみて下さい。一定周期で、違う作業をしているはずです。
③適度な休憩を入れている
次に注目してほしい所が、「適度な休憩を入れている」可能性が高いということです。
適度な休憩と言っても、取り方は人それぞれです。
例えば、1時間ごとに「トイレ休憩に行く」「ストレッチをしている」「目を閉じて瞑想している」「コーヒーを淹れにいく」などです。
1~3分程度の短い休憩でしょうが、脳の再起動には効率が良いです。
前述の通り、「脳の処理スピード」を改善させることが目的です。
効率の良い部下は、自分に合った適度な休憩方法を実践しているはずです。ぜひ、確かめてみましょう。
④やらない仕事を選んでいる
最後に、「やらない仕事を選んでいる」可能性が高いです。
あなたは、日々の業務に追われていませんか?やってもやっても、次から次に仕事が舞い込んでくるので、永遠に終わらない。
しかし、効率の良い部下は、涼しい顔で定時近くに帰っていきます。何が違うのでしょうか?
それは、「やらなくてもよい仕事」を選んで、捨てているからです。
「日本の会社は生産性が低い」と言われています。その理由が、「やらなくてもいい仕事」までやっていることが挙げられます。
当たり前にやっている仕事。実は、「それ」やらなくてもいいかもしれませんよ?
あなたは、TODOリストを作っていますか?1日に取り組むべき仕事のリストです。
その下位のほうにきている仕事。いっそ、やめてしまいましょう。
やらなくても、トラブルが起きなければ、それはやらなくてもいい仕事ということです。
効率の良い部下は、そのことを良く知っています。トラブルが起きないと分かった時点で、その仕事をやらなくなります。
「やらなければいけない仕事」と同じくらい、「やらなくてもいい仕事」を選ぶことは大切なことです。
効率の良い部下が、仕事の取捨選択をどのようにしているのか、ぜひ観察してみて下さい。
まとめ
効率の良い部下を観察すると、下記のようなことをしているはずです。
①仮眠をとる
②同じ作業を長時間していない
③適度に休憩をとる
④やらない仕事を選んでいる
実際に、外からみて分かるのは、上記の4つだと思います。
実は、効率の良い部下は、他人からみて分からない部分でも、いろいろな取り組みをしています。
結局のところ、仕事の効率を上げたいのであれば、「集中力」と「仕事の取捨選択」が大切となります。
私自身が実践している方法を下記に、まとめてあるので、興味のある方は、ご覧下さい。
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