あなたは、仕事に対して正当な評価を得られていますか?
一生懸命やっているのに、思うように評価されていないという人もいるのではないでしょうか?
一生懸命取り組むべき方向性は、間違っていないのに、同じような成果を出している同僚よりも評価されていない。
そんな場合は、些細な部分で差がついている可能性があります。
今回は、「仕草次第で仕事の印象が変わる」ことについて書いていきます。
枯れたおじさんに「可愛い」と思わせた仕事姿勢
私事ではあるのですが、先日、ファミリーレストランを利用した際に、衝撃を受けました。
それは、高校生の子を、年甲斐もなく「可愛い」と思ってしまったのです。
私は30代半ばで、子供(幼児)を連れた、パパさん(いわゆる、おじさん)です。
そして、ファミレスですから、当然高校生のバイトの子も多くいます。
20代の頃は、「可愛い子いるなぁ~」などと思ったり、友達と話をしたりしていました。
さすがに30代になると、高校生を見ても(恋愛的な意味で)何も感じません。
「頑張って働いているな」「若いって素晴らしいな」など、応援したくなってしまいます。(完全におじさん化)
しかし、こんな枯れたおじさんが、バイトの女の子を「可愛い」と思ってしまったのです。
ここで、勘違いしてほしくないのは、その女の子の容姿が特別可愛かったというわけではないのです。
自分のタイプでもなければ、アイドルのような容姿というわけではなく、どこにでもいるような普通の女の子(失礼か?)だったのです。
では、その女の子は何をしたのでしょうか?それは、何気ない「仕草」です。
仕草次第で印象が変わる
接客業経験者であれば、だいたい分かると思うのですが、基本的に笑顔は作り笑顔です。(本心で笑顔の人もいるかもしれませんが)
マニュアル通りに対応して、作り笑顔。これができれば、余程の事がない限り、スムーズな接客ができます。バイトの高校生であれば、これで十分合格点だと思います。
「商品を売る」という技術的な面を掘り下げると、本当はもっと高度な技術(話術)が必要なのですが、高校生にそこまで求めるのは厳しいのではないかと思います。
では、高校生でもできる、技術(話術)以外のものとは、何でしょうか?
それは、前述の通り「仕草」です。
私が出会った高校生が「狙い」でやっていたのか、「天然」でやっていたのかは分かりませんが、接客を受ける側からしたら、とても好印象でした。
それでは、どのような仕草をしていたのか、書いていきます。
通された席に、着席します。タブレットでの注文形式であったため、基本的に客とバイトの接点は、わずかです。
席に案内された後、「水はセルフ」であること、「タブレットで注文」ということだけ伝えれば、お終いです。
この二言だけなのに、その子は、おじさんに「ナニこの子、可愛い!」と思わせてしまったのです。
その仕草とは、両手を組んで顔の頬の横に持っていきます。そして、顔を少し斜め傾けて、笑顔で接客してきたのです。
まるで、ラブコメマンガに出てくるヒロインのような仕草です。これをリアルでやる子がいるなんて衝撃でした。
好きな男の子にやったら、恐らくイチコロなのでは?と思うくらい、可愛らしい仕草でした。
その子の動向を目で追っていたわけではないのですが、他の客への接客態度も似たような感じでした。(勘違いする客もいるのでは?と心配になるくらいです)
他のバリエーションも持っているようで、仕草1つ1つが可愛らしいのです。
「狙い」でやっていたら、あそこまでバリエーションはないと思うので、おそらく「天然」なのだろうと思います。
「定型文を客に伝える」という何気ない仕事なのに、客に好印象を持たせ、また利用してみたいと思わせるのは、本当にすごいことだと思います。
バイトの子から学べる事
「同じ仕事」をしていても、「仕草次第で、相手側の受け取る印象」が全く異なってきます。
前述のバイトの子で言えば、「定型文を伝える」「食事を運ぶ」「お会計をする」という、たった3つの事(時間にしてみれば、合計2,3分の事)でも、客の印象はだいぶ違います。
「この子に接客して欲しい」と思わせる時点で、他のバイトと差が出てしまっています。
これは、あなたの仕事でも同様の事が言えます。
同じ仕事をしていても、上司からみれば、態度1つで、「あの人に任せよう」となってしまうのです。
つまり、同僚と同じ成果をだしているのに、評価されていない場合は、ほんの僅かな差が出ているということです。
それが、何の差なのかは、自分から見極める必要があります。評価されている同僚を何をしているのか?よく観察してみて下さい。
きっと、何かしら些細な事をしているはずです。
提出した書類を見やすいように付箋を貼っているかもしれません。報告書が、とても相手の視線にたって分かりやすく書いてあるかもしれません。
何気ない相手への配慮は、仕事の質にも影響を与えます。
「この人に仕事を任せてみよう」と思えるような、些細なポイントに目を向けてみることも大切なのではないかと思います。
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