仕事のストレスに耐え切れず、「仕事辞めます!」と、今すぐ言いたい方。
ちょっと、冷静になって下さい。
まずは、本当に「今のタイミングで辞めても大丈夫か」を確認していきましょう。
今回は、「仕事を辞める前に確認しておくこと」について書いていきます。
転職先のアテはあるのか?
まず、転職先のアテはあるのかです。
あなた自身が、市場価値が高く、「いつ辞めても大丈夫。いくらでも転職先なんてある。」という人であれば、何にも問題はありません。
しかし、そうでないのであれば、急いで「退職願い」を出すのは辞めたほうがいいです。
もちろん、肉体的にも精神的にも限界であれば、身体を壊しては意味がないので、すぐに辞めましょう。
しかし、まだ、心身ともに余裕があるのであれば、しっかりと転職先を見つけてから退職の意向を会社に伝えましょう。
貯金はあるのか?
次に、貯金の有無についてです。
次の転職先が決まっているのであれば、貯金の有無は気にしなくてもいいかもしれません。
また、単身の方であれば、最悪自分の世話だけみればいいので、よいかもしれません。
しかし、世の中、何が起こるか分かりません。家庭を持っている方は、必ず貯金がある状態で辞めましょう。
最低でも、現在の月収の6か月分くらいの貯金があるといいと言われています。
就業規則を確認しておく
就業規則も、しっかりと確認しておきましょう。
法律上は、辞める2週間前に言えば大丈夫です。
しかし、たいていの会社では、「辞める3か月前に申し出る事」と就業規則に書いてあります。
場合によっては、半年以上かかる場合もあります。
あなたの会社の就業規則を、必ず確認しておきましょう。
無理矢理辞めると、いろいろトラブルの元になります。できる限り、円満退社を心がけましょう。
辞めるタイミングも大切
辞めるタイミングも大切です。
ちなみに、私自身の経験談ですが、辞めると言ってから、実際辞めさせてもらえるまで1年かかりました。
今にして思えば、本来なら、そこまでいる必要はなかったのですが、タイミングさえ考えば、もう少し早く辞めることができたと思います。
そもそも、就職・転職活動というのは、年末年始、年度末に向けて行われる方が多いのです。
それは、キリがいいからです。保険関係含めて、手続きが楽だからという理由もあると思います。
あなたが辞める時は、会社は、代わりの人間を雇う必要があります。
年末年始、年度末付近は、人の流動性もあり、人材を確保しやすいのですが、それ以外の時期だと、なかなか思うように人を雇えない場合が多いのです。
例えば、夏前くらいに退職意向を伝えても、代わりがくるまで待ってと言われます。
しかし、なかなか人材が確保できず、結局、年末までいなければいけなかったという事もでてくるのです。
次の就職先さえ決めてしまえば、強引に辞める事も可能ですが、できるだけ円満退社を心がけたほうが良いでしょう。
年末年始、年度末に合わせた退職の申し出のほうが、事がスムーズにいく場合が多いと思います。
自分の代わりを他の人に任せられる準備
あなたが退職した後、他の人がすぐに仕事の代わりを行えるような準備も必要です。
特に、中間管理職は、仕事が多岐に渡る場合も多いため、代わりの人も覚えるのに苦労します。
マニュアルを作成しておくとスムーズです。
あなたが辞めた後でも、そのマニュアルをみれば、対処できるようにしておくと、後任の方も円滑に業務を行えます。
マニュアル作りは、めんどくさいかもしれませんが、辞める上では重要です。
これを読めば、全ての業務は問題なく行えますと上に伝えられれば、思ったより早く辞められるかもしれません。
また、辞めた後、トラブルが起こったとしても、あなたのせいにされにくくなります。
マニュアルをしっかり読まなかった後任が悪いのです。
まとめ
仕事をいつでも辞めていいように、下記のことは、しっかりとチェックしておきましょう。
・転職のあてはあるのか
・しっかりと貯金はあるのか
・就業規則の確認(何か月前までに退職の意向を言えばいいのか)
・辞めるタイミングは適切か(後任者がすぐに決まりそうか)
・マニュアル作成は済んでいるか
立場が上になればなるほど、辞めにくくなります。大切なのは、自分が辞めても、業務に支障をきたさないことです。
「自分が辞めた後のことなんか知らない」という意見もあるかもしれません。
しかし、世の中、どこで人間関係が繋がっているか分かりません。なるべく、円満退社を心がけましょう。
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