ホウレンソウができない上司の対処法

報告・連絡・相談のことを、「ホウレンソウ」と言います。

仕事に限らずですが、とても大切な事ですね。しかし、残念ながら、世の中、ホウレンソウができない上司がいるものです。

なぜ、そんなポンコツなのが上司になっているかは、「なぜポンコツ上司は存在するのか?」を、ご参照下さい。

ポンコツ上司に対する不平不満を言っても状況は好転しません。自分の身は自分で守るしかありません。

今回は、「ホウレンソウができない上司への対処法」について書いていきます。

報告が伝わらない、広がらない

自分の行った仕事(成果、トラブル等)に対して、上司に報告するのは日常茶飯事です。

しかし、ポンコツ上司だと、せっかく報告したのに、忘れたり、対処してくれなかったりします。

報告した意味がないとイライラしてしまいますよね。

そこで、「報告は伝わらない事」を前提に動いていきます。

「上司へは情報の共有程度の報告」をしていきましょう。

つまり、「アテにしない」ことが大切になります。

そして、報告は、周りの同僚や上司よりも上の人間にもしておきます。

場合によっては、メールなどで残していきましょう。

仮にメールを削除されてしまったとしても、自分の所に履歴が残っていれば、しっかり報告したことを説明することができます。

非常にめんどくさいですが、こうすることで、「報告漏れ」を防ぐことができます。

また、何かトラブルが生じた時に、「しっかり上司に報告した」という事実を残すことができます。

自分への被害を最小限にするためにも、報告は、上司以外の人間にもしていきましょう。

連絡が下りてこない

上層部の決定の情報がおりてこない。上司が止めてしまって、部下まで伝わっていない。そんなケースがあります。

結果として、期日ギリギリ、ひどい場合は期日当日に、連絡が着ます。

不平不満を言いたくなりますが、そんな上司が態度を改める事はないでしょう。上司に関しては、諦めて下さい。

問題は、「上層部の決定を把握する事」です。

では、どうしたら把握できるのでしょうか?会社の規模にもよりますが、まずは、上司より上の人間とパイプを作るしかありません。

しかし、上の人間になるほど忙しいものです。なかなかつかまえる事が困難な場合があります。

こういう時は、定期的に連絡が取れる仲になっておく必要があります。

仕事や家庭の悩みを相談したいと日頃からメールでもいいので、メッセージを送ります。

人の悩み相談に対して、「そんなの自分で何とかしろ!」などと言う人のほうが少ないのではないかと思います。

人間は頼られることが好きな生き物です。

むしろ、自分に相談しに来てくれることを歓迎してくれる人のほうが多いのではないでしょうか?

直属の上司以上の役職の人間とのパイプを作っておくことが大切になります。

相談ができない

相談ができないパターンとしては、いろいろ考えられます。

相談事を、すぐに他人に話してしまう、人間拡声器のような上司もいると思います。

本来、個人情報になるので、簡単に人に話してはいけないのですが、ポンコツ上司だと基本的な守り事が困難です。

また、そもそも頼りない上司で、相談しても何も解決しないパターンもあると思います。

そういう場合は、上司より上の人間に相談しにいくか、同僚の中でも優秀な人間に相談するしかありません。

しかし、職場内が少人数しかいない場合は、それをするのも困難です。

そういった場合は、社外に相談できる人を作っていくしかありません。いわゆる、メンターと呼ばれる存在です。

そんな人いないよという意見もあると思います。そういった場合は、相談内容によっては、ネット上で相談してもいいと思います。

悩み事に関しては、意外と人は親身になってくれるものです。

ただし、無責任な意見もあると思うので、信用しきるのはやめたほうが良いと思います。

仕事のストレスの相談については、公的な機関を頼るのも良いと思います。

厚生労働省が運営する「こころの耳」などがあります。

他にも、「いのちの電話」や「働く人の悩みのホットライン」などは、無料で電話相談をしてくれます。

他にも様々なメンタルヘルスのサービスがあるので、自分に合うと思った所で相談しても良いのではないかと思います。

悩み事を自分の中で、ため込むのは心身ともに負荷がかかります。

場合によっては、うつ病などにもなりかねないので、早めにストレス対策をすることが大切になります。

会社に依存しない事が大切

以上が、ホウレンソウができない上司に対する対処法になります。

非常にめんどくさいかもしれませんが、あなた自身を守るためにも必要な事です。

もし、そんな事やってられないよと言う場合は、転職を検討しても良いのではないかと思います。

今は、昔とは違い、1つの会社で定年まで勤め上げるという考え方ははなくなってきています。「会社の将来性に不安を感じるのは時間の無駄な理由」参照。

自分の市場価値を磨きつつ、転職を繰り返すという人のほうが、将来的に成功していくかもしれません。

転職することは、悪いことではありません。ポンコツ上司でイライラするくらいなら、ぜひ、前向きに転職を検討してみて下さい。

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