部下とのコミュニケーションを上手に取る方法

あなたは、職場の部下と上手にコミュニケーションを取ることが出来ていますか?

仕事を円滑に行うには、部下とのコミュニケーションは欠かせません。

上手くコミュニケーションがとれていないと、仕事上トラブルが生じたりして、変なストレスがかかる場合もあると思います。

トラブル回避のためにも、上司と部下で、しっかりコミュニケーションはとっておきたいものです。

こちらからコミュニケーションをとろうと努力しているが、壁を作られてしまう場合もあると思います。どうしたらいいか悩んでいませんか?

今回は、「部下とのコミュニケーションを上手に取る方法」について書いていきます。

コミュニケーションをとろうとしない部下

上司に関わらず、コミュニケーションをとろうとしない部下がいると思います。

いくつかパターンはあると思いますが、大きく分けると、以下の3つに分けられると思います。

①最低限の報告・連絡・相談しかしたくない(会社で会話したくない)

②人と関わるのが苦手(トラブルを避けるために会話しない)

③人の好き嫌いがはっきりしている

②と③は、こちらの働きかけ次第で、コミュニケーションを円滑にとれる可能性はあります。

①に関しては、かなり難しい人かもしれません。おそらく、会社とプライベートでは、別人です。

どのタイプであっても、いろいろ試してみるしかありません。何かをきっかけに、コミュニケーションが活発になるかもしれません。

挨拶をする

まず、一番基本的なことですが、「挨拶をする」ことです。

上司だからといって、部下から挨拶されることを待っていませんか?

会社は、中高生の部活動ではありません。上司・部下など関係なく、社会人として、積極的に挨拶はしていくべきです。

また、相手によって、挨拶のトーンを変えるのは、絶対にやめましょう。

私も経験があります。私が上司に挨拶をした時は、聞こえるかどうか分からない返事が返ってきました。

しかし、上司よりも上の存在が通りかかった時は、上司の方から、物凄いテンションで自分から挨拶にいっていました。

さすがに、ここまであからさまに対応を変えられると、ムカつきます。ゴマすりにしか見えません。

部下というのは、見ていないようで、上司の行動をしっかり見ています。

人によって態度を変えるのは、一番やってはいけません。信頼を一気に失います。

こんな上司とは、コミュニケーションとりたくないと思われてしまいます。

挨拶1つバカにはできません。相手を選ばず、分け隔てなく挨拶をしていきましょう。

接触回数を増やす

心理学に、「単純接触効果」というものがあります。

接触回数が多い人に、好意を抱きやすいというものです。

変にコミュニケーションをとろうと、長時間部下にアレコレ質問すると、逆に嫌がられてしまいます。

さりげなく、一言二言、会話して離れるくらいが、ちょうど良いのです。

また、1日に何回も接触するよりは、毎日、少しずつ接触するくらいが、程よいです。

お互いに適度な距離感で、負担を感じない程度の会話をできるので、相手も好意を持ってくれるかもしれません。

1つ注意しておきたいのが、会話で得た情報を覚えておくことです。

同じ質問を何回もされると、「この前、話したんだけどな?」と、相手から逆にイライラされてしまいます。

忘れないように、しっかりとメモをとっておきましょう。

自己開示する

部下を知ろうと、相手に質問ばかりしていないでしょうか?

質問責めにしていると、「何で、自分のことばかり話さなきゃいけないんだよ」と、部下をイラつかせてしまいます。

「自己開示」もしっかりしていきましょう。

相手が答えた内容に関し、何かしら共通点があれば、「実は、自分もコウなんだよね」などと、自分の事も話していきます。

ここで、注意したいのが、自分の事を話し過ぎないということです。

自分の事を話すと気持ちがいいですよね。部下も立場上、聞き手に回ると思います。

気がついたら、自分のことばかり、ベラベラしゃべっていたというのは、相手からしたら、上司の話を「聞かされていた」という状況になります。

上司の話を聞かされるというのは、めんどくさい以外の何物でもありません。

適度な自己開示で、少しずつ相手とのコミュニケーションを図っていきましょう。

共通の物を揃える

部下と「共通の物を揃える」というのも、コミュニケーションのとっかかりにできます。

コミュニケーションの打開策が見つからない場合は、部下のデスクに注目しましょう。

部下のデスクは、部下の趣味を反映しています。好きな色、好きな文具、好きな趣味が散りばめられているはずです。

自分も同じ物(共通する物)を揃えてみましょう。

人は、自分と同じ趣味趣向だと、「仲間」だと感じるからです。

ここで、注意したいのが、同じ物を揃えた瞬間にアピールすることです。

いきなり、自分と同じものを揃えて、「どう?一緒だよ?」と言われても、キモイだけです。

前述の通り、部下は上司のことを見ていないようで、しっかり見ています。

少しずつ共通する物が、上司のデスクに増えてきたら、ひょっとしたら、部下のほうから話しかけてくるかもしれません。

共通の物を揃えて、ある程度、期間が経って、それでも話しかけてこなければ、さりげなく、声をかけてみましょう。

「自分もソレ使ってるけど、いいよね」などと、会話のとっかかりにしてみましょう。

まとめ

部下とコミュニケーションを取りたい場合は、下記のことに注意しましょう。

・分け隔てなく、誰にでも同じトーンの挨拶をする

・接触回数を増やす(会話は一言二言でOK)

・自己開示もする(自分の事を話し過ぎない)

・共通の物を揃える(会話のとっかかりにする)

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