部下の口数が減ってきたら要注意な理由

最近、あなたの部下の口数が減ってきたということはありませんか?

もし、発言量が減ってきたのであれば、要注意です。

知らず知らずのうちに、部下がストレス過多になっている可能性があります。

口数が減る理由は何なのでしょうか?何に気をつけたらいいのでしょうか?

今回は、「部下の口数が減ってきたら要注意な理由」について書いていきます。

口数が減った部下の行く末

口数が減ってきた部下は、「退職(転職)の検討」「病気(メンタル的な)」の、どちらかである可能性が高いです。

放置しておくと、「退職」してしまうか、「病気」になってしまうので、どちらにせよ早めの対処が重要になってきます。

どちらにしても、いきなり「退職」「病気」にはなりません。

必ず、それに至るまでの、様々な出来事があるはずです。

中間管理職であるならば、部下のケアも仕事の1つです。

「退職」「病気」の人間を多く出しているようであれば、中間管理職失格です。

むしろ、多くの部下が「退職」「病気」になっているのであれば、会社に損害を与えているとも言えます。

中間管理職として対応(成長)する気がないのであれば、部下からしたら迷惑な話です。

そんな上司の元からは、一刻も早く離れたいと思う部下が多いかもしれませんね。

ぜひ、「退職」「病気」の部下が増えないように対応していきましょう。

部下の意見を聞いているか?

まず初めに、「部下の意見を聞いていますか?」

仕事上のアイデア(改善点)であったり、悩みを相談してくる場合もあると思います。

「忙しいから」「俺の指示通りにやれ」など、せつかく部下が話に来てもあしらっていないでしょうか?

「毎回、しょうもないアイデア」であったり、「くだらない悩み」であったりした場合は、確かに聞くのも嫌かもしれませんね。

しかし、「話をきかない」ことで、部下はどんどんフラストレーションを溜めている可能性があります。

「この人に話をしようとしても無駄」という判断をされてしまし、口数が減っていってしまいます。

そして、いつか「こんな職場で働けるか!」と爆発するのです。

また、自分からしたら、「くだらない悩み」であったとしても、部下自身にとっては、「重要な悩み」なのかもしれません。

「些細な悩み」も積もれば、精神的におかしくなってしまうかもしれません。

どんな話であったとしても、部下の意見には耳を傾けましょう。ただし、漠然と話を聞いていればいいわけではありません。

「10分だけ話をきくね」など、最初に時間制限を相手に伝えましょう。そして、「続きは、明日にしよう」など、次回がある事も伝えましょう。

こうすることで、「忙しいだけで、自分の話を聞く気はあるのだ」と認識してくれます。

見切りをつけられている

次に、「見切りをつけられている」場合があります。

何に見切りをつけているかというと、「会社」と「上司」です。

これは、優秀な部下や成長性の高い部下ほど、その傾向があるかもしれません。

「この会社には、何を言っても無駄」「この上司には、何を言っても無駄」など、思われています。

余計な波風は立てないでおこうと、口数が減っているのです。

こういう部下は、着々と転職の準備をしています。優秀な部下や成長性の高い部下が退職すれば、会社としては損失です。

どうすれば、転職せずに、残ってくれるのでしょうか?

それは、まだまだ「学べることがある」ことを認識してもらうしかありません。

そのためには、部下が「仕事で何を求めているのか」を把握しておく必要があります。

しっかり部下とコミュニケーションをとって、部下の「学びたい事」を学ばせてあげる環境においてあげる工夫をしてあげて下さい。

うつ病?

最後に、「うつ病」の前兆かどうか気をつけましょう。

ポイントとしては、「口数が減った」だけでなく、最近2週間ほど、「元気がない」「ミスが多くなった」など、以前とは、明らかに様子が違うかどうかです。

うつ病は、初期の段階で対応しておかないと、治すのに時間がかかります。

早めのうちに対応しておくのが、できる上司です。

仕事の悩みなのか、プライベートの悩みなのか、何にせよ、部下が1人で悩みを抱えていたら、相談に乗ってあげましょう。

まとめ

部下の口数が減ってきたら、要注意です。

「退職の検討」をしているか、「病気の前兆」である可能性が高いです。

どちらにしても、会社にとっては損失です。

中間管理職の管理能力も問われる事案なので、なるべく早い段階で対処していくのが望ましいのではないでしょうか?

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